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今回は後半【馬車目線】(?)でお送りします。

 ついさっきまた事故を見てしまいました。交差点で出会い頭のようです。幸い怪我はなかったようですが。

 状況的には先日語った私の未遂に良く似ています。止まるべき片方がちらっとだけ遠くを見てそのまま進んだら、 近くにいた!みたいな。その「錯覚」は、ぜひシミュレータで体験出来るようにしてほしいです。いかに「見たつもり」に簡単に陥るかを。

 まったく人間の知覚は当てになりません。時計の針が止まって見える話は先日も出しましたし、電話が鳴る!と直前に分かることがあるのも、実際鳴ってから、「鳴る!」と思うのと「鳴った」と知覚する順番が入れ替わっているだけかもしれません。
追記(4/13):同じ日にタイムリーな記事出てるの見つけました。
健常者でも「幻肢」を体験可能、研究 国際ニュース : AFPBB News 

参加者の手を見えないようにして筆で触れつつ、参加者の目の前の何もない空間でも別の筆を動かすとそこに自分の手があるかのような錯覚を起こすそうです。その空間にナイフを突き立てると、参加者はストレスを感じるそうです。

普段触覚と思っている感覚にも他のいろんな感覚が関連づけられているんですね。したの味覚と視覚の関係に似ています。

 先日こんな記事が出ていました。

 ソムリエを欺くことなんて簡単だ:研究結果  

 ワインの味は変えずに色だけ変えるとソムリエ達が味の描写で混乱するというものです。

 これ実体験あります。暗闇の中を行動するダイアログインザダークというエンターテイメントで、ワインを頼んだのですが、赤白分かりませんでした。今考えてもやっぱり分かりません。

 あと、自分がいた研究室でビールソムリエを中身隠してやったら、全く当たらなかったなんて話も聞いたことがあります。

 人間の味覚なんていい加減なのです。

たまに、「美味しいと思うものが身体によい」という説を聞きます。

 化学調味料とか使った食べ物は結局まずく、 ちゃんと自然の食材を使えばおいしい。 だから、身体にいい食べ物かは、本当に美味しいかどうかでわかるという話です。

 これは自信をもって違うと言えます。

・本文で紹介した過去記事
 【[未来脳]イメージトレーニングで未来に備える(その4)】 
 【あなたは体験したかダイアログ・イン・ザ・ダーク】