興味深い記事でした。

 なぜ"不良の中学生"はモテなくなったのか いまモテるのは「頭の良い子」:PRESIDENT Online - プレジデント  @Pre_Onlineさんから

 かつて大人は子供の「敵」でしたが、「敵だった大人がソフト化した結果、子どもは逆らい続ける必要がなくなった」ためとのこと。

 記事でははっきりとは書いてありませんが、不良になった子供にとってだけ、大人が「敵」だったのではなく、不良にならなくても多くの子供にとって「敵」だったのでしょう。女の子たちにとっても、そんな大人に公然と立ち向かう不良が、自分にはできないことをする憧れの存在だったのです。

 ではなぜ敵だった大人がソフト化したのでしょう。記事では、
いつも子どもを力で押さえつけ、それゆえに反発されていた大人は、少子化が進行する中で子どもを手厚くケアするようになりました。
とありますが、なぜ子どもを力で押さえつけていたか。それは、単純に子どものことがわかってなかったからです。

 子どもとはどんなものか、どう接したらいいのかということがまるでわかっておらず、大人の方で「かくあるべき」を作り、それにはめることしかできませんでした。当然それを嫌がる子どもが出ますが、他に方法がないので「無理やり」従わせるしかありません。

 でもお互いそれで疲れましたし、その時子どもだった人たちは、大人になってから自分のときの嫌な体験を繰り返すまいといろいろ努力しました。結果、子どもへの理解が進みます。一つには、子どもの多様性により寛容になったこともあるでしょう。みんな同じではないということを認めるのです。対応する方としては画一的な対応ではいけませんから、より大変ではありますが、それこそが子どもを理解するために重要な要素であり、子どもと親の関係は大いに改善されたのでしょう。

 こんな話をしていると、どうしても働き方改革のことを連想します。今まで画一的だった働き方が、いろんな人が自分の都合に合わせて働けるようにと、社会全体が努力しています。そんなに簡単ではありませんが、子どもの理解が進んだように、働く人への理解もどんどん進むのではないでしょうか!


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 若い人本当に素直な人多いですよね!

フツクロウ: ホウじゃのう。