連日ビットコインが大変なことになっています。

 一旦240万円くらいまで爆上げしたあと180万円くらいまで急落したため、「ビットコイン暴落」というニュースが飛び交っていますが、実は昨日より下げてるわけではありません。まあ、寝て起きたらビットクズになってるかもしれませんけどね。

 ビットコインの記事も大量に流れていますが、この記事が目を引きました。

 ビットコインバブルが「危険」とは言い切れない3つの根拠 | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン 

 今はバブルにしか見えないビットコインですが、ビットコインには資金プールとしての需要を見事に取り込んでいるようです。

 今までは、たとえば金だったわけですが、金には本来の鉱物としての実需があり、その受給バランスにどうしても影響されてしまいます。さらには、日本円までその対象になり、アメリカで株価が落ちると安全な資金退避先として円が選ばれ円高になるなんてこともありますが、実際の日本の経済と関係の話で、つまりおかしな話です。

 そういうところで資金を動かしている人たちは、それが「おかしい」と当然思っているわけで、純粋な資金退避場所があれば、当然それを選ぶことでしょう。

 個人投資家もそう考えているようです。

 ビットコイン、金の脅威に 個人投資家が資金を移動 : NIKKEI STYLE 

 単純に金が資金の逃避先っておかしいですよね。目が覚めてしまえば、あまりに変。このまま仮想通貨が定着すれば、投資先としての金の地位は完全になくなるかもしれません。

 そのような需要の受け皿として考えると、今のビットコインは決して高いわけではないと冒頭の記事でも書かれています。同じようなことは、先日の記事の《ワンポイントミライ》でも触れました。

 ビットコインが永遠に価値を失わない理由〜あるいはビットコインはどこまであがる?〜  

 その時は需要を73兆円として1ビットコイン450万円かとしましたが、冒頭の記事では1000兆円近い需要もあるかもとしています。つまり一桁上、4500万円の価値だってあるかもしれないのです。

 まあそこまで一直線にあがるわけでもないし、他の仮想通貨のが力を持つかもしれません。

 が、資金保留先としての需要はとても大きいものがあり、今後仮想通貨のどれかがその受け皿になる可能性はかなりあるのではないでしょうか。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: これって、つまり、その流れが定着すれば、円安になるってことですよね。

フツクロウ: ホウじゃな。