いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。 

 じりじり視聴率を上げ惜しまれながら終わった「ひよっこ」。その後を引き継がされた「わろてんか」。あえてわざとらしい脚本でちょっとみんなどう演技していいのか右往左往していましたが、最近全員世界観を共有できて、みんな一皮剥けましたね。

 ベースに吉本新喜劇的なのりを意識しているのは明らかなのですが、一方で例えば米屋の二代目が「電髪」とかいうのに手を出して家を潰すとか、新喜劇的には5秒くらいでさらりと説明して「で」と話が始まっていくところを、なんやえらい中途半端に丁寧に描写。いや、そんなとこ描写されてもただありえへんみたいなとまどいマックスにこちらはなるわけで、多分役者さんたちもそうなんだと思います。

 でも吉本新喜劇を朝ドラに直すとこうだという、これは挑戦で、私は最近慣れました。

 ヒロイン葵わかなの底抜けのポジティブ。だんな(まだだんなじゃないけど)の、金もないのに二人目囲うぞにしか聞こえない宣言を、なんや、なんか受け入れとるぞこいつみたいな、でもこいつならありかみたいな妙な納得感。すでに異次元。わかった。最後まで付き合います。

 鈴木京香もひさしぶりに見たら大女優になってるし。これこれから朝ドラのレギュラーになりますね。

 ちなみに、つぶれた寄席の前に座ってる元席主って新喜劇座長のウッチーで、私たち的には「でたー、たしかにそこに座ってそう」な感じなんですけど、全国的にはそこまでメジャーじゃないんですよね??

 リリコは名前がアリスで、え、もうじゃあアリスで出ればいいじゃん的な熱演で、ややもするとだらしなりそうな作品で唯一緊張感を維持する立役者。

 でもてんの父遠藤憲一は、ただでさえも怖いのに、今日の演技はマジで怖かったのでやめてください。

 「ひよっこ」はこれでもかと朝ドラの王道を行った一方、それではもたないので、いろいろ実験をするんですが、今回の「実験」はかなり話題になりそうです。

 

《ワンポイントミライ》(

ミライ: ミラフツ六葉未来点(?)一つのテーマは持続ですからね。日本の持続コンテンツ朝ドラが朝ドラを維持するどう変化していくか、ミラフツ的にも気になります。

フツクロウ: ホッホ。