この記事はミライの【馬車目線】でお送りします。
ミライ: 忘れられてると思いますが、久しぶりにミライの【馬車目線】です!
フツクロウ: ホッホッー!
ミライ: まあ定期ですけどまた「掛け算の順序」が盛り上がってます。
フツクロウ: ホッホ。
ミライ: いつもと同じ議論が交わされてるんですけど、ちょうど昨日まで
嫌われるインテリがこれから生きていく方法
シリーズやってたので、カモネギっ!
フツクロウ: カモネギ!
ミライ: これ「インテリが嫌われる」典型的な事例ですね。
フツクロウ: ホホウ。
ミライ: 掛け算が入れ替えても答えは同じなんで、先生だって全員わかってます。
が。
生徒には、文章題をきちん読まずに数字だけ拾って答えを書いちゃう子がいるわけです。
あのね、その子たちはズルがしたいわけじゃないんです。それでしか解けないんです。
この間それを裏付ける衝撃的な記事が発表されました。こないだも紹介したこの記事です。
AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - Y!ニュース
この記事で指摘されているのは、
本調査の結果が出ないかぎり、確定的なことは言えないが、 これまでのところ、テストを受験した公立中学校生340人のうち、という点です。
約5割が、教科書の内容を読み取れておらず、
約2割は、基礎的な読解もできていない
これは現場の先生は明らかに感じています。それをきちんと証明する手段を持っていなかっただけで。
ですから、簡単な文章題にしても、わかっていない子供は2割から5割はいるわけです。
フツクロウ: フム。ちなみに大人もそれに近いと予測されとるの。
ミライ: はい。
で、それを先生たちは感じていましたから、それをなんとかしたいと思うわけじゃないですか。
掛け算の順序をとやかくいうのがいつからかはよく知りませんが、もうずっと前です。二・三十年前(?)には先生たちは「約5割が、教科書の内容を読み取れておらず、約2割は、基礎的な読解もできていない」ことを知っていて、それをなんとかするために、文章題をちゃんと読んでいるかを知るために、掛け算の順序という工夫をしたのだと思うのです。
その統計が今科学的に証明されようとする、ずっとずっと前に。
フツクロウ: フム。
ミライ: もちろん、掛け算順序を強いるやり方が完璧でないことは、明らかです。はっきり言って馬鹿げてます。
でもはるか昔に一人でも落ちこぼれを作らないために考え出された工夫という点には敬意を払うべきです!
フツクロウ: ホウじゃな。
ミライ: ですから、「掛け算の順序を問うなどおかしい」と思う「インテリ」さんには、ぜひ、ではどうやったら、文章題を読めてない子の理解を進められるかを考えて欲しいわけです!!!
フツクロウ: ホッホ。じゃが、それはなかなか難しいのじゃな。
ミライ: フツクロウさん〜、そうなんですよ〜。悲しいことに。
フツクロウ: (苦笑
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