オリンピック、連日大盛り上がりですね。

 こんなツイートを見かけました。

日本のオリンピック選手はメダル取ったら「支えてくれた周囲のおかげです」と言わなきゃいけない法律でもあるんだろうか?みんな同じコメントを言わされていてかわいそうになる。「私に才能があったからですね!」とかカラっと言うた方がええと思うんだがな。

― 菅野完 (@noiehoie) 2016年8月16日

 何個か前のオリンピックなら、同じような感想持ったかもしれませんが、今は変わりました。

 [S] 金7 銀2 銅13、では4位はいくつ? メダルに強い日本!  

でも似たような話になりましたけど、「味の素ナショナルトレーニングセンター」という拠点ができたことで選手の支援体制が充実してきているそうです。トップアスリートたちはひたすら孤独に耐えなければならないものですが、それを少しでも和らげることができているようです。

 昔のオリンピックは、メダルの重圧だけひどくて、取れないと「生きて国に帰れない」みたいな悲壮な顔した選手が多くて見るに耐えられませんでしたが、今回はそういった悲壮感は感じません。選手の支援で孤独感が減っているからではないでしょうか。

 孤独感というのは本当に辛いもので、自分の場合は博士号を取るというオリンピックの選手よりははるかに小さい目標でしたが、その孤独感は絶望的に辛いものでした。

 オリンピックアスリートにもなれば、その孤独感ははるかに大きいでしょうから、そこに届く支援を受けているのなら、インタビューで「支えてくれた周囲のおかげです」と出るのは普通ではないでしょうか。

 日本の支援の総額は比較的少ないとされていますが、その少ない支援の中でもソフトが充実しているのかもしれません。税金を使うと国民の中には「税金を使っているのにメダルを取れないとはけしからん。支援するな」という声をあげる人は出てきてしまいますし、「日本が投入する税金は少なすぎる」くらいいしておくことは、無難な選択です。さきほどのナショナルトレーニングセンターも、wikipediaによればスポーツくじや命名権を中心に建設運営されているようです。つまり支援したい人に支援してもらうという仕組みにすることも現代では重要なことなのでしょう。

 裏返せば、選手にとってソフトな支援が充実するということは、「顔が見える支援」を受けているということであって、より「支えてくれた周囲のおかげ」という気持ちが大きくなるのではないでしょうか。

 4年後は東京オリンピックということで、支援額は突出して大きくなることでしょうが、ソフト面での充実がうまく発展してほしいです。
 


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 今回中国は成績悪くて、批判が出ているようですね。

 五輪大敗の中国「切腹してわびよ」 ネット上で批判の嵐 :AFPBB News  

 #blomaga


フツクロウ: ホのようじゃの。