未来の普通:たまに馬車目線付き

おまえらが学ぶべきは『妄想テレパシー』のマナちゃん

2016/08/02 23:45 投稿

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 いちびって「おまえら」なんて使い慣れない言葉をタイトルに使ってしまいましたが、世の中いろいろ生きにくくて毎日を楽しく過ごせず困っている人は、「相手が何を考えているか」が分かるように訓練するといいです。

 こないだこんなライフハック記事を見かけました。

 心理学で解説、デキる部下は上司を上手く「見切って」いた
 
「課長が矛盾した指示を出すのは、さっき部長から呼ばれて何か(おそらく予算が減ったとか)言われたからで、課長も課長で大変なんだな」とか、「課長が『営業は足だ』と信じて疑わないのは、自分の成功パターンを絶対視しているからだな」とか。相手の言動や寄って立つ価値判断基準の源泉を想定して、相手の状況を観察してみれば、「理解する」、もっと極端にいえば「見切る」ことは十分に可能だと思っています。 
 こんな風に相手がなぜそんな言動をするのか理由が分かると、とっても楽になります。

 相手の考えていることを全て分かることなんてできっこないですが、その必要もありません。人はみな自分を中心に動いています。その人の言動の理由がその人自身のどういう都合かが分かるだけで、「きっとああするよね、いうよね」と納得できます。その程度に分かれば十分なのです。そうすると相手が「意外な」言動をしなくなります。

 幼稚な創作物を読んでいると、主人公がピンチの時に、しばらくいなかった人物が現れて、助けてくれたり、助言してくれたりしますが、その人がなぜそのとき、それを主人公にしたのか、その人の都合がわからないと、いわゆる「こ都合主義」になります。

 でも現実ではそれは絶対に起こりません。あっていない間も、その人はその人で人生を生きているのですから。

 「相手が何を考えているか」分かるようになるためにどうすればいいのか、私自身は47年生きてきてなんとなく蓄積してきたものがあるだけで、いますぐまとめて話すことはできません。いい本などあればこれからピックアップしていこうかとは思いますが、

 とりあえずこのマンガ面白いです!

 妄想テレパシー

 つい4の人気連載の一つです。心が読めてしまうヒロイン中野さん。イケメンクール戸田くんは密かに中野さんに思いを寄せるため、中野さんは彼の中野さん相手に繰り広げられるエロい妄想に悩まされるという、とってもおバカなストーリー(褒めてます。念のため

 そこに現れるのは戸田くんに思いを寄せる戸田くんの幼馴染マナ。三角関係が繰り広げられます。

 さて、このマナには特殊な能力はありませんが、恋する戸田くんや、恋敵中野さんの心を必死に読み解こうとします。

 これが勉強になります。戸田くんや中野さんのわずかな言動を捉えて、なぜそんな言動をするのか二人の立場を想像する。恋の力なわけですが、現実はこれくらいの読み合いは日常茶飯事。まずはこれくらい普通だよねと思えながら読めればオッケーです。

 コミュニケーション能力を鍛えるという話とはまったく違います。マンガ「天才柳沢教授の生活」の柳沢教授は、コミュニケーション能力は高いとは言えませんが、人の心を読む天才です。とても参考になるのではないでしょうか。

 社会に出ていつ役に立つの?と思いがちな学校の勉強と違って、「人のココロを読む」力は生きていくのにとても役に立ちます。

 ニートたちが教えてくれた、「お金よりも面倒くさい」もの 

 この記事では、「お金より面倒くさい」ものとして「立場」が紹介されてるんですけど、それにやっきになるのって、「人のココロを読む」力が足らないからだと思います。

 ニートが「人のココロを読む」力に劣るのかというとそういうわけでもなくて、大組織の結構な立場の人でも、もう、嘘丸出しでべらべら話したりします。あの世界はみんな立場で話すから、それでちゃんと動くんだとむしろ感心しました。

 でも、「人のココロを読む」力ってある程度さえあれば、細かいことはわからなくても、人は「意外」な行動をしなくなります

 それだけで人生楽に生きられるようになると言っても過言ではありません。

 練習するには、必ずしも人と相対する必要もありません。いろんな人のブログでなんでこの人これ書くんだろうと考えることも練習になります。小池さんがなんで立候補したかとかでもいいでしょう。

 人間の心の動きは少なくとも言葉が残っている時代から少しも変わっていません。今は心理学やライフハックの情報も簡単に手に入ります。学びさえすれば、「人のココロを読む」力は誰でもある程度身につきます。

 ぜひそこまでは学びましょう。

 後ろ向きにいうと、「人のココロを読む」力のない人は、自分の言動を通して、人に隠しているココロを読まれてることに気づきません。「心にもないこと」を言ってることがバレバレなのです。

 特にまだ若い学生に多いです。別に大人なのでそのままニコニコ聞いてますけど。その場はAという言葉が受けがいいと思ってAと答えるんですけど、内心はBで、ある程度時間が経ってから、なにやら理由をつけてBですと訂正してくるようなパターン。最初っからバレバレ。「なにやら理由」のとこだけは細かくは予想つかないので、それを聞くのが楽しみな感じです。

 そんな風に遊ばれるのもシャクだと思うので、ぜひ「相手が何を考えているか」読む力をつけましょう!


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 大企業の人にも多いですよね。ココロばればれの人・・・。

フツクロウ: ホッホッ。

ミライ: みーんな立場で動いているから、それで回っちゃうんですけど、いい大人があんなに無邪気に内面晒してニコニコしてられるんだって不思議ですよね。『妄想テレパシー』の中野さんの気持ちになっちゃいます。

フツクロウ: ホウ。

ミライ: 人のココロを読む練習って、ぶっちゃけ恋愛が手っ取り早いと思うんですけど、それが面倒でみなさん恋愛嫌がるんでしょうか。
 

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