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『瞑想』で言葉を使わず考える『横思考』を手に入れる

2016/06/30 23:45 投稿

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 みなさんは、すでに言葉を使わず考える『横思考』を手に入れていますか?

 「手に入れてます!」とはっきり言えなくて、でもなんか最近の『瞑想』ブームが気になるなら、おそらくまだ手に入れていません。

 よく知られている考え方は、「言葉を使って考える」方法です。「頭の中で論理的に言葉で考える」、それが「考える」ことだと思われています。

 一方で私たちは「言葉を使わずに考える」こともできます。たとえば視覚的な作業をしているときは、こいつがフル回転です。絵を描く、ポスターを作る、写真を撮る、それを加工する、プレゼンのスライドを作るといった作業です。

 それらの作業をするとき、いろんなテクニックが知られていて、言葉でいい悪いを分析することができます。写真で被写体を中央から少しずらすなどです。しかし、一方で子供が自由に撮った写真に生き生きとした魅力にも私たちは惹かれます。それはなかなか言葉にすることは難しい魅力です。

 様々なテクニックは、言葉で学ぶことができ、そういう訓練をたくさん積んだ後には、それらのテクニックを無意識に発揮することができるようになります。それらのテクニックは言葉を使わずに使えるようになっているのです。しかし、それらのテクニックの全てをおさえたところで、必ず素晴らしい写真が撮れるわけではありません。子供の写真にもあるようなテクニックや言葉では説明が難しい魅力を捉えること、それこそがいい写真を撮る上でもっとも身につけたいものであり、しかし、難しい能力でもあります。

 ビジネスの分野であれば、プレゼンのスライドが上手な人にも同じことが言えるでしょう。いいスライドを作るにはいろんなチェックポイントがありますが、スライドを最後に見渡して、「これでよし!」と決めるのは「言葉を使わずに考える」力です。

 このように、「言葉を使わずに考える」力は全体を見渡すことを得意とします。視覚に止まらず、「今」の空間を丸ごと処理して考えます。

 一方で「言葉を使って」考えるとは、なにがどうしてどうなると順序立てて考えますから、「過去→現在→未来」と時間方向に考えるのを得意とします。

 「言葉を使って考える」ことを『縦思考』とすれば、「言葉を使わずに考える」ことは『横思考』ということになります。

 ときに、この『横思考』は幸せの鍵となります。「過去→現在→未来」の『縦思考』は、未来で幸せになるために今は何をすべきだという抑制の力となります。それは大切なことではありますが、裏を返せば「今は幸せではない」という考えでもあります。

 一方で今を感じる力である『横思考』では、幸せを感じやすいです。今生きているだけで実はすばらしいことだということをそんな言葉を使わずに考えることができる力です。

 『縦思考』だけでなく『横思考』も活用すれば、広がりのある思考をすることができます。『横思考』は、全体を捉えて判断するのに必須の力です。明日の幸せのために今を我慢することも大事ですが、そこで、「今の幸せ」を感じることが『横思考』は得意です。

 しかし、『横思考』は言葉になりませんから、自分の中で、いつどれだけ使われているのかを冷静に分析することはとても困難です。

 そこで注目されるのが『瞑想』です。どうやったら、この『横思考』を活性化できるか、その工夫の積み重ねが『瞑想』を産んだのです。

 そんな視点で『瞑想』を見てみると、『横思考』がどんなものか見えてくるのではないでしょうか。

《ワンポイントミライ》(

ミライ: で、それをさらに進めたのが、「脳内ミュート」ですね!

フツクロウ: ホッホッホ!

ミライ: 慣れると、気づかないうちにやってますよね。「脳内ミュート」。

フツクロウ: ホッホ。ワシはむしろ脳内を言葉がめぐるときの方が少ないがの。

ミライ: おお。そういえばフクロウですもんね。

フツクロウ: ホッホッホッ。

ミライ: どんな世界だ。

フツクロウ: 獲物を探しているときを想像してくれればええんじゃないかの。
 

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