本資料は2018年8月1日~9月11日に開設した「ニコニコ動画カテゴリ検討Slack」で
参加者よりいただいたご意見です。
※改行や記号の一部を編集しておりますが、元のご意見をできるだけ
そのままの形式となるように掲載しております。
■星空 さん
私はカテゴリの追加に加え、既存カテゴリの見直しも望んでいます。
・カテゴリの追加について 私が追加してほしいカテゴリは「3DCG」カテゴリです。MMDに加えて他の類似ソフトも含めたカテゴリです。
・既存カテゴリの見直し 特にニコニコ御三家(アイドルマスター、東方project、VOCALOID)カテゴリの解体を望んでいます。これらはあくまでもコンテンツであり、動画のジャンルを区分するカテゴリタグとしては不順ではないかと考えています。それはコンテンツは時代が経つにつれて無尽蔵に増えるものであ るからです。 今回の議論ではバーチャルYouTuberやVOICEROID実況が新カテゴリとして提案されました。しかしこれらも内容は既存のカテゴリで充分区分することができるコンテンツに過ぎず、私は追加すべきでないと考えています。バーチャルYouTuberは見た目がCGなだけでやっていることは顔出し配信者と変わらず、VOICEROID実況も声が機械音声なだけのゲーム実況です。
・コンテンツタグ解体によるデメリットとその対策 東方、アイマス、ボカロを解体してしまうと、ランキングが見れなくなるため検索性が下がってしまいます。その対策としてランキング、将棋盤にタグソート機能を考えています。これはランキングからタグによって動画を絞り込むことで自分の好きなタグでランキングを作る機能です。例えば将棋盤をアイドルマスターのタグでソートすればアイドルマスター一色の将棋盤が出来上がります。この機能さえあればコンテンツが増えるたびにカテゴリを増やす必要もなく、今回のように議論する必要もなくなります。マイナス検索もできるようにすれば嫌いなジャンルだけを取り除くこともできます。実装には時間も金もかかるとは思いますが、ニコニコ動画の強みであるタグ検索はもっと有効活用すべきだと私は考えました。 |
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■きむわいぷ さん
やはり、テキストスピークをカテゴリに取り入れるべきだと思います、ただ、他カテゴリとの兼ね合いももっと考えていかなければならないとも思っています。
また、例のアレなどのネタ動画系をやわらかーく、くくるようなカテゴリも必要だと思われます。 ご検討のほど、宜しくお願い致します。 |
■yumetodo さん
# この文章はどの議論についてなのか(短い解説)
VOICEROOID, ゆっくり, CeVIO関連について
# 定義
当文章では以下の用語を用いる。
テキスピ: VOICEROID、ゆっくり、CeVIO、Google先生など合成音声全般、`text to speech`に由来
# 結論
「ゲーム」「実況プレイ動画」カテゴリーからテキスピを独立させて「テキスピゲーム実況(仮称)」カテゴリを追加するべき。ただし運営がタグをベースに動画のカテゴリを移動させることが前提。
テキスピにあたる語としては「読み上げるんです!」を提唱。
# 議論の基礎となる事実やデータ
- 「ゲーム」「実況プレイ動画」カテゴリーでは、生声とそれ以外で視聴者層が別れている。両動画投稿者間の交流も多くない(反例: 28さんのチキチキマイクラ運動会企画など)。 - 「ゲーム」「実況プレイ動画」カテゴリーが大きすぎ、ランキングが激戦であり動画が埋もれやすい。「テキスピ実況の存在によってカテゴリサイズが大きすぎて過当競争」の状態 - これによりそもそもランキングなんざ見ないという人が多い - 生声とそれ以外では動画制作のスタイルが大きく異なる。「ました工法」「でした工法」「〜しーの工法」などはテキスピでしかほぼ見かけない - テキスピを用いた動画はゲーム系以外にも多数存在するが、当該カテゴリで視聴者の分裂を生むほどではない - テキスピの中でもかつて対立があったが、現在対立はおちついている。これらを組み合わせて使う動画も見かける
# その議題についてのこれまでの議論の流れのまとめ
## カテゴリ名をどうするか
暫定でテキスピという語を定義したが、なかなかいい案が出ていない。
## テキスピ全体のカテゴリは必要か
ゲーム周り以外でテキスピ VS その他という対立構図が存在するか?という疑問を私が提唱し、カテゴリ検討Slack内では旅動画などが上がりはしたものの、対立構図ではないという流れになっていると解釈している。
また、道具をカテゴリにするのは妥当か?という論点が提示され、例えばカテゴリが現在のDirectory構造から二軸(x: 現状のカテゴリから東方・アイマスを除いたもの, y: キャラクタ)のような構造にすることを将来的に考えたときにこれを阻害するという意見が出ていた。ただこの辺の議論ははっきりせず、個人攻撃寸前までいっていたので、非常に殺伐とした議論となっていた。
またテキスピ全体というのはそもそも大きすぎて少し前のゲームカテゴリよりもひどい状況になるのではという意見も出ていた。
## テキスピゲーム実況を作るとしてそれは誰の要請か
生声実況側がテキスピ実況を追い出したいというようなものになっているのではないか?という危惧が出た。カテゴリ検討Slack内では、すでにコミュニティが別れているという複数の指摘が出たが、サンプル数が少ないのでなんとも言えないという流れだった。
# 予想される反論や、それに対する再反論
## 分離は生声側の押し付けではないか
これは隔離ではなく、すでに分裂しているものにカテゴリを合わせる作業であり、該当しない。
## カテゴリを分けることで共倒れしないか
共倒れするほど投稿数少なくない。
## 生声とテキスピを併用していたり曖昧なものは?
「ゲーム」カテゴリが自然と使われると思われる
## ボイロ側にゲーム実況専用としてのカテゴリ新設の機運があるかどうか。
- 将棋盤が機能していないどころかカテゴリも大きすぎて機能していない現状、カテゴリへの興味関心もないと思われ、まずは分離してカテゴリを機能させることが必要
# ご自身の意見に近い他の方の意見など
カテゴリ検討Slack内では、「テキスピゲーム実況(仮称)」カテゴリを追加するという案は概ね共通している。 |
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■長谷部 さん
■この文章はどの議論についてなのか(短い解説)
vtuber向けのカテゴリ設置について
■VTuber選定理由
小カテゴリ追加ご提案書 p4 より引用 https://nico-category.slack.com/archives/CBD8CC20G/p1533114843000137 (1)「エンターテイメント」「その他」「例のアレ」を中心として色々なカテゴリに投稿されている。これら競争率の高い小カテゴリでは他投稿に押されてランキングに浮上はしていないが、面白い動画が潜んでいる可能性がある (2)投稿者が分散しているため、本来、小カテゴリ別ランキングで適切に浮上するべきであろう、面白い動画が「VTuber」関連動画の進出により、埋もれてしまっている懸念がある (3)ニコニコ内でも注目度の高いコンテンツであり、ムーブメントの支援として「VTuber」の活躍の場を提供していきたい
■ 議論の基礎となる事実やデータ
・商標の関係上カテゴリ名に「バーチャルYouTuber」「VTuber」が使えない 参考:https://tokyokagaku.com/trademark/1052
・カテゴリ化してないタグ上位10件の中にバーチャルYouTuberがある 参考:https://nico-category.slack.com/archives/CBD8CC20G/p1533720909000132
・バーチャルYouTuberがカテゴリが3つに分散されている 参考:小カテゴリ追加ご提案書 7p: https://nico-category.slack.com/archives/CBD8CC20G/p1533114843000137
■結論(ご自身の意見)
大カテゴリ「エンタメ・音楽」に新たに小カテゴリ「バーチャル」を設置する。
・このカテゴリでは現在エンターテイメント等に多く投稿されているようなバーチャルYouTuberタグの動画を投稿できるカテゴリとして設ける。 ・また、バーチャルという名前のとおりバーチャルに関わるものであればバーチャルYouTuberでも構わない。(VRChatやバーチャルキャストなど) ・バーチャルYouTuberはその呼び名のほかバーチャルアイドル、バーチャルタレント、バーチャルライバーなどといった呼称もあり、それら全ての近しい言葉を内包できるという意味でも「バーチャル」は適切ではないかと考えられる。 ・逆に新たにバーチャルYouTuber・vtuberと同義で定着しやすいカテゴリ名を考えるのが難しい。
■その議題についてのこれまでの議論の流れのまとめ
・なぜバーチャルになったか 小カテゴリ名称候補記入シートにて候補を募った。 その中では一番「バーチャル」が無難という評価。
・大カテゴリ決定の流れについてなぜエンタメ・音楽になったか 現在最もエンターテイメントカテゴリにバーチャルYouTuberタグの動画が投稿されている。 そのエンターテイメントから分離する形で同じ大カテゴリであるエンタメ・音楽に新カテゴリが作られるほうが自然。 大カテゴリその他に作られた場合、例のアレ住民から勘違いを受けて反発されるかもしれないという危惧がある。
■予想される反論や、それに対する再反論
①「カテゴリとは動画の内容によって分類されるべきでありvtuberのカテゴリは反対」という意見 vtuberという要素はキャラクター・道具として考えられ色々な動画を含むことができてしまいカテゴリとしてふさわしくないという考え方。 このようなカテゴリを容認してしまうと無制限にカテゴリが増えてしまう。動詞でないカテゴリは「東方」「アイドルマスター」のようなごった煮のカテゴリになってしまう。 動詞でない括りはブームに左右され長期的に利用されるか分からない。
①への再反論 カテゴリのあるべき役割についての考え方が違う。「東方」「アイドルマスター」といったジャンルのカテゴリ化はコミュニティを活発にさせることができるためマイナス要素だけではない。ごった煮状態のカテゴリとはいっても共通するジャンルであるのならそれで問題はない意見もある。 カテゴリで明確に動画を分類したいのでカテゴリを動詞のみの括りにするべきという思想は、すべての動画が一意のカテゴリ属性に収束できるなら正しいかもしれないが、実際は投稿者が出す動画それぞれに個性があって自分でカテゴリが選べる以上動画のカテゴリは曖昧になってしまうケースが出てくる。 また、需要の大きくなったジャンルに専用のカテゴリを提供するという考え方なので、安易に容認しているわけではなく無制限に増える懸念はない。
②「バーチャルという名前では混乱が起きる」という意見 「バーチャル関係ないバーチャルYouTuberの動画はあぶれてしまう」「VR系の動画が投稿できる」 上記の状況では動画に対して棲み分けを強要する批判が出てしまう(バーチャルYouTuberの動画はバーチャルへいけ!VR系の動画はバーチャルへいけ!)。 「バーチャルYoutuber」ないし「Vtuber」というカテゴリの設置が難しいのであれば、せめてそれらと”過不足なく”同じ意味を持つ(持ちうる)単語を採用しなくてはならない。
②への再反論 バーチャルYouTuberタグであればほとんどはバーチャルに属することができる動画である。その中で「バーチャル関係ないバーチャルYouTuberの動画」はあぶれてしまうのは内容によるが、バーチャルが適さない場合は他にふさわしいカテゴリがあると考えられる。 棲み分けでトラブルが起きる問題については、動画を批判する側に問題がある。カテゴリをふさわしくないと思う側が運営に通報し是非を判断してもらうことで解決できる。
そもそもこのようなトラブルはカテゴリに拘りのあるユーザーが自分の考えているカテゴリと違った動画を見た際に出ると考えられる。 「バーチャル関係ないバーチャルYouTuber動画」がどれほど他のカテゴリにおいてトラブルになるのか曖昧である。よほどそのカテゴリ内の動画から外れた内容で無い限り受け入れられないとなる。しかし、かなり稀なケースではないだろうか。 同じくニコニコ技術部からのVR系の動画が流入し混乱になるという意見ついてもも投稿できるカテゴリが2つあるというだけで大きなトラブルにつながるとは考えにくい。(ニコニコ技術部にVR系の動画を投稿し、バーチャルに投稿しろ!と言われるまたはその逆) ごく一部のカテゴリへのこだわりが強い視聴者からそのような声が出るというのはあるだろうが、話し合いで解決できるレベルではないかと思う。 VOCALOIDカテゴリにおけるUTAUのようなカテゴリ棲み分けの問題はカテゴリの在り方にユーザー間で考え方が違うことに原因があったが、「バーチャル」カテゴリは定義が比較的曖昧なので同レベルでの大きな問題になると思えない。
カテゴリのシステム上棲み分けの問題自体はどこでも起きている。例のアレや日記でも動画の内容にカテゴリが即さないと指摘するコメントを見かけないわけではない。結局そういったトラブルをどこまで問題視するかという話になる。
個人的には棲み分けトラブルを気にし少しでも問題が出るから認めることができず、「バーチャル」カテゴリができないとなってしまうほうがよくない。
■定着しやすいカテゴリ名・定着させる方法に関しての案
「バーチャルYouTuber」が使えないことも「バーチャル」では問題があるということも知らずに新しい名前でカテゴリが作られても馴染みがなければ利用する人が少なくなる恐れがある。ニコニコユーザーに事情を説明して新たに新名称を公募するなど定着しやすいようなテコ入れがあればよいかもしれない。また、他のテコ入れとしてバーチャルキャストからの動画投稿機能の公開とそのカテゴリ自動設定も有効と思われる。
■ご自身の意見に近い他の方の意見など
他の方の意見ではないが、「バーチャルYouTuber」がカテゴリに使えるのならそれが一番よいと思う。 「アイドルマスター」や「VOCALOID」ができたのだからカテゴリ化できるようドワンゴに頑張ってほしい。 結局は利用の多いタグがカテゴリ化されるのが一番スムーズ。
■長谷部 さん
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■「この文章はどの議論についてなのか(短い解説)」 ニコニ広告について
■「結論(ご自身の意見)」 ニコニ広告のせいでランキングが正常に機能していないので、ニコニ広告で行われている還元・割引を廃止する。
■「議論の基礎となる事実やデータ」 ニコ動のランキングでは大量にニコニ広告をすることで動画の内容に関わらずランクインすることができる。 再生数・コメ数・マイリスト数よりもニコニ広告の数字により順位が決まるためランキングの価値が落ちている ニコニ広告のインフレが原因であるため、その原因となる還元・割引のキャンペーンを廃止する。
■「予想される反論や、それに対する再反論」 反論: 還元・割引を廃止だけではお金を積むことでランクインできる状況なので根本的に解決しない
再反論: ランキングが機能しなくなるほどニコニ広告がインフレしたことが問題なので一部の大量に買うことのできる広告主まで考慮する必要性は薄い |
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