日本流行色協会(jafca)は、ファッションだけではなく、プロダクツ&インテリアのカラートレンド情報も発信しています。2013年春夏のテーマは、「TOKIMEKI ―ときめくもの」。私たちに「ときめき」を誘ってくれる色が提案されています。
鮮やかさと強さのある、グリーン系、ブルー系に注目!
今シーズンは、グリーン系、ブルー系に注目があつまっています。昨年は、シャーベットカラーのような淡いトーンに、グリーン系、ブルー系もありましたが、今シーズンは鮮やかと強さに特徴があります。
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自然を連想させる優しさや安心感を内包しながらも、どこかアグレッシブな側面が見え隠れするような色づかいが、今シーズンらしさのポイントと言えるでしょう。グリーン系、ブルー系は、男女ともに人気のある色なので、彼をお家に招く予定がある方にもオススメです。
ベーシックカラーのトレンドは、ベージュからグレーへ
インテリアのベーシックカラー(基調色)は、白、ベージュ、ブラウン、グレーなどです。ベーシックカラーにもトレンドがあり、今シーズンはグレーに注目が集まっています。
ベージュは、木板、加工されていない綿、麻、羊毛など、天然素材に見られる色。飾り気のない、素朴さ、心を和ませるようなイメージがあります。白と黒の中間色であるグレーは、曖昧で控え目なイメージがありますが、コンクリートや石などを連想させることから、モダンな雰囲気も感じられます。
北欧の自然を連想させるグリーン、ブルー、グレーのコーディネート
ここ数年、北欧のブランド、北欧風のインテリアコーディネートに人気があります。フィンランドの自然から着想を得たようなモダンなプリント柄に特徴がある、Marimekko(マリメッコ)で、グリーン、ブルー、グレーを中心にカラーコーディネートしてみましょう。
Kivet(キヴェット)、Erja Hirvi(エルヤ・ヒルヴィ)のデザインした Lumimarja(ルミマルヤ)、キッピス(KIPPIS)、「美しい鹿」という意味のKaunis Kaurisなどのラインがオススメ。
人をもてなすリビングルームは、鮮やかな色の分量を多めに。寒色系とグレーだけでは寂しくなりがちなので、暖色系もほんの少し取り入れてバランスをとるとよいでしょう。寝室はくつろぎの空間なので、淡いトーンを基調に、鮮やかな色はサブカラーとして、全体の30%以内にするとよいでしょう。
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(ときめきカラープランナー/松本英恵)