そんな上司や後輩に板挟みのアラサー世代が身に付けたいのが、上司を動かす意見の伝え方です。
「意見」ではなく「相談」をする
たとえ正論だったとしても、一方的な強い意見や主張は、なかなか素直に聞き入れられないもの。そこで必要なのが、上司に素直に耳を傾けてもらうための部下としての「配慮」。
あくまで決定権は上司にあること、意見ではなく相談である姿勢を見せることが大切です。
また、ライフハッカー[日本版]では、意見を質問形式にすることで、協力的な対話を望んでいるように見せることができると伝えています。
たとえば、こんな言い方はどうでしょう。「全員の足並みをそろえるために週1回のチームミーティングをするというアイデアは本当に素晴らしいと思います。ですが、個人的には月曜日ではなく水曜日に行ったほうがいいと思います。いかがでしょうか?」
この言い方なら、攻撃的にも一方的にもならずに、相手の考えや気持ちを聞くことができます。あなたの意見を命令ではなく提案や要望にするには、質問が不可欠なのです。
自分の仕事をスムーズに進めたり、自分のアイデアを通すためには「上司をうまく動かす」ことも必要な術のひとつです。
結果どうなるのかを伝える
また、それでも頑固で耳を傾けない上司には、結果にフォーカスして伝えることを提案しています。
自分の意見やアイデアによってポジティブな結果が得られることを説明できれば、上司を味方にできるかもしれません。前述のチームミーティングの例を使って考えてみましょう。先ほどの例に、こんな言葉を添えてみてはいかがでしょうか。
「全員の足並みをそろえるために週1回のチームミーティングをするというアイデアは本当に素晴らしいと思います。ですが、個人的には月曜日ではなく水曜日に行ったほうがいいと思います。週末気分から離れて、集中するチャンスを全員に与えるためです。そうすれば、より生産的なミーティングになるでしょう。いかがでしょうか?」
その意見を取り入れることで、部署や会社全体にどんないい影響があるのか。全体を見て客観的な効果を伝えることで、上司のハードルもぐっと下がるはず。
逆に、部署や会社のメリットが思い浮かばないようだったら、もしかしたら、自分の意見はひとりよがりなのかも...と気がつくことだってできます。
上司に意見することは悪いことでも厚かましいことでもありません。ただ、目的を達成するための他人への配慮をかかさないことが、結果、自分らしく働くことにつながります。
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