そんな悩みを抱えている女性も多いと思いますが、重いショルダーバッグによる肩こりは、そのまま放置していると頭痛を引き起こす原因に。
なぜ肩こりから頭痛になるの?
「頭痛は『たった1分のストレッチ』で治る」(講談社)の岩間良充先生によると、命の危険がない頭痛の原因のほとんどは、筋肉の"こり"にあるそう。同じ姿勢で負荷をかけ続けると、筋肉が緊張状態になり、自由に伸びたり縮んだりできなくなります。この筋肉の不自然な体制が痛みとなり、今度は神経を通じて頭痛になって現れるのだそうです。
ショルダーバッグの場合は、背中から肩にかけてひろがる「僧帽筋(そうぼうきん)」の上にずっとショルダー部分を乗せることで血行が悪くなって肩がこり、頭痛へつながるのだとか。
頭痛を防ぐのは「肩の端から3cm」
そこで覚えておきたいのが、痛みの明暗を分けるショルダーバッグのかけ方ポイント「肩の端から3cm」。
「ショルダーバッグを使うときは、ベルトを肩の端から約3cmのところ、鎖骨の外側3分の1を通過するようにかけるのがコツです。鎖骨と肩甲骨の出っ張りがありますので、慣れると違和感もありません」
この場所にかけることで、僧帽筋に負荷がかかりにくくなるそうです。また、ショルダーバッグはできるだけ左右の肩へ交互にバランスよくかけると、肩こり、ひいては頭痛の緩和につながるそうです。
肩こりに限らず、原因不明とされる頭痛のほとんどは、筋肉の緊張を緩和すれば解消できる可能性があるのだとか。私もさっそく本書で紹介されている「1分間ストレッチ」から、「9軸回旋法」で首をぐる~っと回してみたところ、頭がスッキリ楽になりました。
筋肉の緊張をゆるめて、肩こりや頭痛を感じない快適な毎日をおくりたいですね。
GLITTYの最新情報をお届けします。
※この記事は2012年6月に公開されたものを再編集しています。
Top image,shoulder via Shutterstock
【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】