豊かな四季をもつ日本のアロマオイルを
アロマオイル「FRAGRANT KISHU-WAKA」の販売元「中野BC」のセールス&マーケティング部の妹尾綾さんによると、このアロマオイルをつくるにあたり、はじめて知ったことがたくさんあったそうです。
その中のひとつが国内に流通するアロマオイルの大半が、海外産だということ。ただ、海外産が悪いということではありません。
でも、豊かな四季をもつ日本で生まれた原料からもっとつくるべきでは? そう考え、2015年4月に誕生した100%国産の原料と100%天然の精油にこだわったアロマオイルのシリーズ「FRAGRANT KISHU-WAKA」がスタートしました。
そして次々と、紀州和歌山の地で育まれた柑橘類を使い、温州みかん、甘夏、三宝柑(さんぼうかん)など癒しの和アロマを発売。
柑橘類のアロマは、じつはとてもデリケートです。圧縮して成分を抽出する方法だと、表皮に傷がついてしまい、シミや肌荒れを引きおこす光毒性成分の「クマリン」を含んでしまい、逆に女性にネガティブな影響を与えてしまうのです。
「創業から主たる業務となっているのが酒造で、そのなかの焼酎造りで培った水蒸気蒸留法でアロマを製造しています。」
(中野BC妹尾綾さん)
そして、もっともあたらしいチャンレンジをしたのが、「仏手柑(ぶっしゅかん)」というあまり聞きなれない果物からつくられたアロマオイル。
高級な柑橘類「仏手柑」を使ったアロマオイル
手の指のように分かれた形が仏さまの手のように見えると古くからこの名前で呼ばれてきたものの、一般的にはあまり知られていません。じつは、柑橘類といっても食用ではなく、生け花などに使われる観賞用のものでした。中身はみかんの白いすじの部分がたくさん詰まっているようなかんじで、食べられる部分がそもそもすくない、不思議な植物です。
市場価格では1個3,000円以上もする場合もある高級な柑橘類である仏手柑を使い、限定数でアロマエッセンス「FRAGRANT KISHU-WAKA 仏手柑」が発売に。柑橘ベースではあるものの、すこし香ばしいスパイシーな印象。レモンなどの柑橘系の香りが苦手な私ですが、これは大丈夫でした。
・カップに40度から50度のお湯をはり、精油を数滴たらしてルームフレグランスに
・マスクの内側にたらして、花粉症の時期のリフレッシュに
・ハンカチに1滴で、外出時のリラックス
がおすすめの使い方だそう。いつもとはひと味違う、不思議な植物のアロマをためしてみるのも楽しそうですね。