街を利用したアートプロジェクト
今年で4回目となる「TRANS ARTS TOKYO」は、神田の街の様々な空間を活用したクロスジャンルなアートプロジェクト。旧東京電気大学跡地を拠点に約1ヶ月弱の期間、さまざまなイベントで盛り上がります。基本的に「コミュニティに根ざす」をコンセプトとしたこのアートプロジェクトでは、普段神田の街で生活する人々の表情も随所にフィーチャーされ、空きビルや街の隙間に展開される街とクリエーターたちのコラボレーションが見どころです。
神田を楽しむイベントがいっぱい
期間中は、かつて「五と十」のつく日に縁日を行っていた五十通りと一八通りを会場に開かれる「アート縁日」や、巨大なビルの跡地でキャンプする「アーバンキャンプ」、日本最大級のクラフトビールフェスティバル「大江戸ビール祭り」など面白いイベントが目白押し。中でも興味をひくのが、アメリカ、ネバタ州で開催される有名イベント「Burning Man」の日本バージョンがこのプロジェクトのひとつとして神田で開催されること。ネバタ州の何もない荒野で行われるこのイベントは、仮設トイレと食料を冷やす氷以外何もない場所に参加者たちが街をつくりあげるというもの。互いに協力しながら1週間共同生活をし、イベント終了時にはまた何もない無の状態に戻すのです。神田という都会のど真ん中で、一体どんな「Burning Man」が繰り広げられるのか、注目したいと思います。最近はすっかり神田から足が遠のいてしまっているという人も、この機会に神田の街を歩いてみては? きっと今までで最もエキサイティングな神田と出会えるような気がします。
開催日時:2015年10月9日(金)~11月3日(火・祝)
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