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「できない」のはスタート地点と考えてみると

2015/10/07 23:00 投稿

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大人になると「できることならやりたいけど、できないな」というシーンに出くわすことがあります。そんなときは「できない」と自分に言いきかせるのも、1つの選択だと思っていた私。だけど、ふと開いた本のなかから、こんな言葉が目に飛び込んできました。

「そんなこと、できません」という場合は、

「そんなこと、できません」が、あなたの出発点です。

(『ふたつめのボールのようなことば。』P16より)

赤ちゃんのころを思い出してみれば......

「できません」が「出発点」になる、目からうろこが落ちました。あきらめる必要はないのかもしれませんね。

さらにこんな文章も。

できるかもしれないことは、したい。

できることは、もっとじょうずになりたい。

生まれたての人のようにね。

生まれたての人だったとき、ものすごく生きたがってたね。

(『ふたつめのボールのようなことば。』P27より)

たしかに、生まれたての赤ちゃんは「あきらめる」なんて言葉が存在しないかのようにチャレンジ精神にあふれています。

今できることが広がっていく

たとえば仕事でも、上司や先輩のこなしているようなことが、自分にもできる日が来るとは思えなくて自信喪失することもあります。でもそこで「私にはできない」と諦めるのではなく、その気持ちからスタートしてみたら、数年後には案外「できない」と思っていたことができるようになっているかもしれません。また子育て中は「もう~できない」と思うこともあります。私も「もうバックパックで海外には行けないな、行けるころには体力がもたないだろうな」と半ばあきらめていました。でもそこが出発点なら、「今は無理だけど、もう少し子どもが成長したら一緒に行けるようになるかもしれない。だったらその日のために体力をつけておこう。子どもと一緒に世界に目を向けてみよう」など、今できることがどんどん広がっていくのがわかります。そうやってできることを精一杯がんばる自分の姿は、まるで生まれたての人のようにも思えて、生きる実感がわいてきます。「できない」からはじめてみるのも、楽しいものですね

ふたつめのボールのようなことば。

image via Shutterstock

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