そこで今回は、酵素を効果的に摂取して食欲の秋を太らず乗り切るための方法をご紹介します。ぜひお試しください。
酵素の効果的な摂取方法
酵素を多く含むとされている食材を、熱処理しないで生のまま朝食30分前、または朝と昼の食間の空腹時に食べる。たったこれだけです。
これを毎日続ければ、酵素を効果的に摂取でき、少々の食べすぎであれば何とかリセットできます。本格的な味覚の秋になる前に、今から酵素を上手く摂取して新陳代謝をあげておけば、食欲の秋を軽くスルーしていただけると思います。
そもそも酵素とは、私たちが生命活動を続けていくのに必要不可欠なタンパク質です。さまざまな体内の化学反応を起こすのになくてはなりません。呼吸をするのも、食事を消化するのも、食物を栄養分に変えるのも、汚物の排出にも酵素が必要なのです。
あらゆる活動に必要な酵素ですが、残念ながら無尽蔵ではありません。体内で一日に作り出せる量には限界があり、その量以上の消費が不可能なため、酵素が不足すると、酵素を必要とする生命活動の処理能力が衰えます。たくさん食べるということは、消化するためにそれだけ多くの酵素を無駄づかいすることになるので、ほかの処理能力が衰え、鈍くなるのです。ですから、空腹時に酵素を摂取して、できるだけ消化以外の処理の助けになるよう意識してみてください。
酵素の多い食材 バナナ イチゴ パイナップル マンゴー キウイ パパイア はちみつ 納豆 味噌 ぬか漬け など
もちろん、食事時にも消化促進を意識して、酵素を含む食材を入れ込んでみてください。一食ずつ、きれいに消化処理が行われれば、過剰な栄養摂取にならないため、食べても太りにくくなります。
最近、発酵食品が見直され、一部の方々の間ではブームのようですが、これは酵素を多く摂取することが重要な目的のひとつのようです。私も朝はスープでなく、お味噌汁を選ぶようにしています。すると、おのずと和食となり、納豆やぬか漬けも一緒に食べられるので、朝から酵素をたっぷり摂れます。
フルーツやサラダの洋朝食も魅力的ですが、昔ながらの和食からは酵素をたっぷり含んだ発酵食品をふんだんに摂取できるので、太りにくい体づくりのためには、朝は和食にしてみてはいかがでしょうか。
最後にひとつだけ注意点があります。酵素はタンパク質なので、熱に弱く、ものによっては40度以上で活力性を失います。お味噌汁を煮立たせてはいけないという言いつけは、香りが飛んでしまうとか、味が変わってしまうなど、色々な理由があるようですが、栄養学的には酵素が摂り込めないからなのです。お気をつけください。
image via Shutterstock
(境貴子)
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