これからお盆に向けて、海外旅行やバカンスなどで、普段とは違う環境を満喫される方も多いと思います。
旅などの非日常はじつは恋愛でも大きなチャンスです。普段、自分が抱えているしがらみがなくなる分、本来の魅力が出やすく、純粋に楽しい出会いが訪れることも少なくありません。
でも、わたしたちの魅力について心の制限がかかっていれば、せっかくのチャンスも、台無しになってしまいます。その制限とは「自分が愛されることを許さない」という制限です。
●まず自分の心のクセを見抜こうわたしたちは普段「まさか自分が(自分の潜在意識が)幸せを遠ざけている」とは考えてもいませんが、実際には「自分で自分に幸せを許さない(許せない)」ということが起きていたりします。
たとえばひとつの例を挙げますが、子ども時代に自分のことを愛してもらいたかったのに、親がお姉ちゃんばかりを「お姉ちゃんは勉強ができて、話も面白くて......」と褒めた経験があったとします。
すると「お姉ちゃんは勉強ができるから愛される」「話が上手にできるから愛される」という理解をしたと同時に、本人も気づかないうち無意識下では「勉強ができないと愛されない」「話が上手じゃないと愛されない」「できない私は愛されない」と決めてしまうことがあります。
●「愛されるあなた」がいることに気付いてこのように無意識下では「愛されること」が条件づけられてしまい、そして、自分を「条件的に愛されない側に含めてしまう」ということが起きます。
本当は、あなたを褒めてくれた人もいるし、あなたの優しさに感動する人もいるし、あなたの挨拶ひとつで1日が明るく輝く人もいる。あなたが誠実に生きているだけで、信頼してくれる人もいる。
そうした人の価値観を無視していないかどうか、よく感じてみてほしいのです。
例えば「わたしは若くないから」と自分で愛されない価値観にしがみついていても、実際には、年上の女性が好きな男性もたくさんいらっしゃいますし、同年代で傷ついていて理解者を求めている男性もたくさんたくさん存在しています。
愛されないと感じている時ほど「自分には価値がない」と思い込むのではなくて、「ただ単に、自分が小さな世界にこもってしまっていて、本当の現実を見ていないかもしれない」と、思い直して欲しいんですね。
「○○さんから愛されなかった自分、だから未来も愛されない」という状態でいる必要はなく「過去に愛されなかった世界」に引きこもっている必要もなく「愛してくれる人が存在している世界」に羽ばたいてよいのです。
●今のあなたのままで愛される許可を過去に、失敗して怒鳴られたことがあったかもしれません。それは傷ついたことでしょう。
でも、失敗しても、笑って何事もなかったようにいてくれる人もこの世界には存在しています。
あなたが自分が綺麗じゃないと心の傷を深めていたとしても「でもそれほどまでに傷つくほど、繊細な感受性を持った女性は、とても優しく美しい」と感じる男性もいるのです。
あなたは今日まで、どんな小さな世界の中で、誰の目線を気にして生きてきましたか?
「素晴らしいところも、できないところも、失敗することも、得意なこともある、世界にたったひとつの個性」としての自分を認めてあげましょう。そして思い込みをそっと手放すことで、今日からは「あなたを大切にしてくれる人の世界」で生きることを許してあげてくださいね。その時、あふれんばかりの愛があなたの未来に広がっているはずです。
image via Shutterstock