そんな石川・金沢のお菓子メーカー「モリッコ」は、地産地消を目指してさまざまな食材を取り入れた「森ノ実ボーロ」を販売しています。「森の実ボーロ」は、ベビーマッサージ教室から「安心して食べられるお菓子を作って欲しい」と依頼され誕生したオリジナル商品。スタッフがいろいろアイディアを出し合いながら、虹をテーマにしたキュートなボーロに仕上げました。
森ノ実ボーロ 左からカボチャ、紫イモ、抹茶 (全て400円)
個性的な7つの味のバリエーション「抹茶」は、地元加賀棒茶をパウダーにして混ぜた濃厚なお茶の味。金沢らしい和菓子のような味わいは日本茶のおともにぴったり。「紫イモ」は美味しく仕上がるように、季節によって小松市産の安納芋と能登産のサツマイモを使い分けています。同じく「カボチャ」も季節によって一番美味しい種類を選んでいるのでしっかりと甘味が感じられます。ポップなビタミンカラーで女子ウケ間違いなしです。
ペパーミントグリーンのキレイな「塩」(左上)、ゴマミソとすりごまを使ったヘルシーな「ゴマ」(右上)
ほのかな酸味の広がる「イチゴ」(左下)、懐かしい味のミルク(右下)(全て400円)
朝の連ドラ『まれ』の舞台にもなっている奥能登塩田村。この「塩」ボーロに使われているのは、この能登に残る日本唯一の揚げ浜塩田で作られる貴重な塩。食べたあとに残るかすかな塩っぽさは後を引く味です。
また、一見、ベーシックに見える「ミルク」ですが、県内の牧場の牛乳を使った自家製練乳から作っている手の込んだ一品。優しい練乳の甘さが子どもに大人気。
森ノ実ボーロは手作りの工程が多いため大量生産が難しいとのこと。一粒一粒を手にしたとき、食べたときに思わず微笑みたくなるのは丁寧に作られた愛情の賜物だからでしょう。
自宅に居ながらにして石川県のさまざまな味を堪能できる森ノ実ボーロはオンラインショップでも購入できます。パッケージのデザインもおしゃれで可愛く、7色揃えて混ぜてみるのもたのしいお菓子です。
[森ノ実ボーロ]
(写真・文・スタイリング/石黒美穂子)