古くから、7月10日に浅草寺を参拝すると、4万6千日お参りしたのと同じご利益があるとされるこの日、同時に開催されるほおずき市では、境内に約120ものほおずきを売る店が立ち並びます。もともと薬草として親しまれていましたが、「鬼灯(ほおずき)」という名のとおり、お盆にご先祖様が帰られる時の導きの提灯でもあり、お供え物としても使われています。でもその愛らしさから、インテリア小物としてお部屋に飾る人も多いのだとか。そこで今回は、そのまま飾ったり、ランプシェードとして活用したりもできる「綱ほうずき」の作り方をご紹介します。
網ほずきの作り方材料
・ほおずき 2~3個
・ジャムなどのフタができる空き瓶
・水
1. ほおずきを空き瓶に入れ、水をいっぱいまで注ぎ、フタをする。
2. 1ヵ月ほどそのまま置く。
3. ほおずきを瓶から取り出し、繊維をやぶらないようにやさしく水洗いして皮を全部取る。皮が取りにくい場合は再び新しい水につけて1週間ほどしてから再チャレンジ。
4. 皮が全部取れたら乾かして完成! 網の部分をさらに白くしたい場合は、台所用漂白剤に半日ほどつける。
(『大切にしたい、にっぽんの暮らし。』P183より引用)
水から浮き上がってくるようなら、石で重しをしてみてください。日が経つにつれ、水がにごってにおいがしますが、気になる人は水を入れ替えてOK。漂泊剤をつかっても、白くなるのは網の部分だけ。実は赤いままで腐らないのが不思議ですよね。
1ヵ月水につけたら、あとは洗って皮をとるだけ。
とっても簡単にできるのに、まるで飴細工のような芸術的で美しい「網ほおずき」。手作りとあって世界でひとつだけのインテリア小物がつくれますよ。