そんな私ですが、庭には食べられる植物がけっこうあります。それは、ほったらかしで育ってくれるハーブを中心に植えているから。肥料も特に必要とせず、暖かい時期にはあっという間に成長します。最近ではルッコラが最盛期で、2年目のルッコラが咲かせた花を飽きるほどいただきました。そのほかには、イタリアンパセリやローズマリー、パクチー、ミント、夏になればしそやバジル、秋にはカモミール......。あると嬉しいけれど、買うとちょっと高いなあ、というハーブたち。なくてもいいものだけれど、あると料理の幅が広がるなあと思います。それにフレッシュハーブのお茶は、ドライのものとはまったくちがうおいしさです。
自給自足までは遠くおよばないけれど、自分の家の庭で育ったものを、採ってすぐにいただくのはなんともうれしく、豊かだなあと感じます。たとえ庭がなくても、ハーブ類はプランターでも栽培できます。私も庭のない家に住んでいたときは、ベランダでプランター栽培をしていました。そのときどきの自分にできるサイズで、自給自足的な暮らしをする。ちょっと生活が楽しくなるかもしれません。
今日食べたもの:きのこと春雨のレモンパクチー炒め庭のパクチーが元気よく茂っていたのでパクチーパーティーをしました。これはそのときのひと品です。
エリンギを輪切りにし(こうするとちょっと食感が楽しい感じになります)、えのきを適当なサイズに切ります。フライパンに菜種油を入れて火にかけ、きのこを加えてざっと炒め、塩をふって混ぜます。きのこに火が通りきらないうちに火を止めて蓋をし、予熱で火を入れます。
きのこに火が通ったら、もう一度火をつけ、戻して適当なサイズに切った春雨を加えて炒め、火を止める直前にレモン汁をひとまわし。皿に盛ったら、パクチーを好きなだけ上に乗せてできあがり。パクチーが苦手な方は、パセリにしてもいいかもしれません。