悲しいことや辛いことがあったとき、私たちは涙を流します。泣いたあとなぜかすっきりした感が生まれますが、これはどうやら気のせいだけではないみたいです。
「Answeringenesis」によると、涙を流すことで、心だけでなくカラダの毒素のデトックスになるのだといいます。涙について15年以上にわたって研究を続けているウィリアム・フレイ博士は、人が悲しい映画を見たときに流す涙なかには、体内でつくられた毒素が多く含まれていると指摘。泣くことで、私たちは精神的にも生理学的にもデトックスされ、癒されていることを発見したといいます。
涙の秘密このほかに涙にはどんなパワーが秘められているのでしょう。涙の秘密を「beliefnet」が紹介していました。
・モノを見ることができる
涙のもっとも基本的な働きは、「見える」ようにすることです。涙は、眼球と瞼の潤滑油のような役割をはたすだけでなく、目の粘膜の乾燥を防いでいます。涙が瞳を潤してくれなければ、私たちはモノを見ることができません。
・バクテリアを殺してくれる
涙にはリゾチームという成分が含まれています。(中略)これにより5〜10分間で、目にはいったバクテリアの90から95%が死滅してしまうのです。
・気分が良くなる
体内のマンガン量が増えすぎると、不安や神経質、イライラ、疲労感、攻撃性が強くなるなど、心が不安定になります。(中略)泣くことで、体内のマンガン量が下がるのです。体内のマンガン量が下がると、人は気分が良くなります。
(「beliefnet」より引用)
また、この記事では、泣くことは仲間をつくることにも有効だといいます。泣くことで、必ず誰かが慰めてくれます。また、泣いている人を見ると、私たちは放っておけません。泣いている人を励ますことで共感や仲間意識が生まれるきっかけになります。涙という行為そのものだけでなく、社会的な意味で「癒し」を外部からも得ることができるのです。
泣くという行為が、私たちのカラダを「癒してくれる」という働きがあることを知りました。では、ウソ泣きの涙の成分がどんなものか知れたら......、もっと興味深いなと思います。
tears via Shutterstock
コメント
コメントを書く