会津木綿のご祝儀袋。「和(紅白)」と「洋(紅白MIX)」の2種類がある。各1800円(税別)。
福島県会津地域の伝統工芸・会津木綿のご祝儀袋は、まさにその気持ちを伝えるアイテム。まっさらな会津木綿でご祝儀を包むようなかたちになっていて、「お祝いの気持ちをあらわすご祝儀袋を使いすてにするのはもったいない」という思いから誕生しました。祝福と幸せな記憶を包んだ会津木綿は、式のあともハンカチとして使ってもらうことができます。
お祝いの気持ちを包む会津木綿は、山田木綿織元で織られている。
幸せになるものづくりを会津の地から会津木綿のご祝儀袋をプロデュースしたのは、デザインとものづくりの会社、「IIE(イー)」。東日本大震災後、福島県会津地方の仮設住宅居に暮らす女性たちと一緒に、会津木綿を使ったアイテムを生みだしてきました。現在も「つくり手も使い手も一緒に幸せになるものづくり」のかたちを、地域の人たちと力を合わせて展開しています。
会津木綿のご祝儀袋は、まさにイーのありかたを体現したようなアイテム。あたたかみのある短冊の書は、福島市在住の筆文字作家・藤本菜月さんによるオリジナルです。目をひくハート型の水引も、イーのつくり手がひとつひとつ編みあげているのだそう。織元で織られた布は会津地域の縫製工場で加工され、また、できあがった各パーツは同地域の授産施設で手作業で組みたてられています。
ご祝儀袋は100円ショップでも買えますが、本当に特別な人には、こんな、手にしただけでつくり手の心が伝わってくるようなご祝儀袋で気持ちを伝えられたらと思います。結婚式が終わったら、お茶でも飲みながらこのご祝儀袋の話をしてあげたいと、いまから想像しています。
「PtoP STORE「Problem to Product Exhibition Store -47都道府県の地域問題から生まれた製品」」
47都道府県の製品とともに、会津木綿のご祝儀袋が展示されています。
日時:開催中 ~ 2015年2月15日(日)11:00〜20:00(入場は19:30まで)
場所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階 d47 MUSEUM