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おいしい野菜は室内で採れる。ある兄弟の挑戦

2015/01/19 00:00 投稿

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国連人口基金(UNFPA)」の調査によると、世界の全人口の半分以上が都会や大きな都市に住んでいるといいます。人びとは、より良い医療・教育や生活の水準などを求めるため、都市集中の傾向はつづき、2030年にはいまよりも5億人増えるのだそう。

室内で野菜をつくる取り組み

都市への食糧供給をどうするかが、世界の大きな関心事となっています。その解決策のひとつとして注目されているのが「インドア・ファーミング」です。これは、使わない工場跡地や廃墟、建物を有効利用して、野菜や果物を栽培すること。

インドア・ファーミングの野菜は化学農薬を使わずにも育ち、外で育てるのにくらべてつかう水も少なくて済むのだといいます。重機やクワなどの農具も必要としないのも特徴です。

Morgenpost」によると、ドイツのベルリン・クロイツベルグ地域でイスラエル出身のガロンスカ兄弟が「infarm(インファーム)」というスモールビジネスを立ちあげ、インドア・ファーミングを行っています。2人の所有する研究所にはLED光で育った植物が生いしげっています。白熱光では高熱量がかかりすぎるうえに、室温を上げすぎてしまうためにLEDを使用しているのだとか。

インファームには食堂もあり、採れた野菜をお客さんに提供することもしているようです。

食堂の様子

兄弟が取りくんでいる現在の課題は、インドアで育つ植物はどれだけの光・水・肥料を要するのか正確に調査すること。

インドア・ファーミングは日本でも

日本でも「みらい」が、工場跡地を買いとり、野菜づくりをはじめたことが話題になりました。インドアファームがもし本格的に進むとなると、室内で気軽に、新鮮な野菜やくだものを育てて収穫する日がくるのかもしれません。

国連人口基金,Morgenpost,infarm

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