お正月の楽しみのひとつが、おせち料理。実はイタリアにも、お正月の定番料理があるんです。

イタリアのおせちとお雑煮

イタリアでおせちのように食べられているのは、豚足に肉詰めをした「ザンポーネ」という料理と「レンズ豆の煮物」。この2つが、日本のお雑煮と同じくらいの割合でお正月の食卓に並びます。

コインの様な形のレンズ豆は「お金をもたらす」とされており、縁起をかつぐ意味も。なんだか日本のおせちの由来と似ていますね。日本でも手に入りやすいうえに栄養価も高く、免疫力を高める良質なタンパク質や疲労回復効果のあるビタミンB群が豊富なので、体調を崩しやすい今の季節にもぴったりな食材です。

イタリアの厄よけ

また、新年の厄よけに近い風習がイタリアにもあります。老若男女問わずいちばんポピュラーなのは、「赤い下着を着けて新年を迎えるとさらに良い年を迎えることができる」というもの。

なんと紀元前のローマ時代から行われているとされ、その時代の人たちも元旦は赤いものをまとっていたと言われています。

赤から思い起こさせる「パワー」「愛」「運」「健康」「豊かさ」を、さらにもり立ててくれるよう祈りを込めていたのだそう。また、女性はより女性らしく、男性はより男性らしくなるのだとか。

Si.24より引用)

また、できれば自分で買ったものではないほうが良いといいます。

下着はこのときのために新調すべきで、プレゼントされたものが良いとされています。また、次の日には捨てるのが良いともいわれます。

Altervistaより引用)

捨てるのはどうかと思いますが、どうせならとびきりのお気に入りを用意して、着用する度に年始の誓いを思い出す、というのはいかがでしょうか。

Si.24Altervista

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