南米アンデス地方原産の野菜「ヤーコン」。10年程前に突如現れたこの食材、「ヤーコン入りヨーグルト」が登場するほどの注目食材だったと記憶していますが、じわじわと再ブームの兆しです!

見た目はさつまいも風ですが、キク科の植物なのでこれはイモではなく「根」。切ってみるとシャキシャキとして水分たっぷり。梨のような、ぬめりのない長芋のような食感でちょっと甘い、不思議な食べ物なんです。そしてヤーコンは驚くほど栄養豊富! 

その特徴はこちら......
・整腸作用のある食物繊維やオリゴ糖が豊富
・抗酸化作用のあるポリフェノールが赤ワインとほぼ同量
・根菜類のなかではダントツの低カロリー。さつまいもの約半分 など

そんなうれしい効果に加えて、料理にも使いやすい点が人気の理由。国産農家も増え、無農薬ヤーコンも通販で手に入るようになりました。そんなヤーコンの取り入れ方をご紹介します。

生ヤーコン
きんぴら、炒めもの、甘酢漬けなど、火が通りやすく短時間で調理可能。切ると青っぽく変色していきますが、これはポリフェノールが豊富な証。収穫から10日前後にオリゴ糖が分解され、甘みが増して食べ頃になります。甘みがあるのでスムージーに入れても◎!

ヤーコン茶
古代インカ帝国から民間療法として飲まれていたヤーコン茶。脂肪の代謝改善作用があり、中性脂肪、コレステロール値を下げる効果が! ダイエットサポートにハーブティー感覚で取り入れられますね。

コーヒー風ヤーコン
代替コーヒー界にヤーコンが新規参入。ヤーコンを香ばしく焙煎したノンカフェインのコーヒー風粉末です。コーヒーがやめられない人や妊婦さんにイチ押し! 砂糖を入れなくても甘みがあり、夜でも心おきなく飲めちゃいます。

現代人に嬉しいヤーコンのチカラ。古代インカ帝国に思いを馳せながら、ありがた~くいただきます!

text by 松浦松子
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1983年の早生まれ。食・女性の健康をテーマに活動中のフリーライター・編集者。男性向けお色気雑誌を経て、自然療法専門誌『セラピスト』の編集者に。アロマ、オーガニックコスメ、占い、各種ヒーリングの取材を通じて体によい習慣を取り入れるようになる。リフレクソロジー、冷えとり健康法、マクロビオティック歴3年。趣味は全国の野球場を旅すること。「冷え取り・ゆるマクロビ実践中の健康ライターのブログ


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