なぜなら、ビタミンCは、呼吸器系の感染症や風邪の予防、疲れへの抵抗力をつけるのにとても重要だからです。そこで今回は、フランス人流・ビタミンCの効果的な摂り方をご紹介します!
発表機関によって差がありますが、望ましいビタミンCの摂取量は、80〜300mg(成人1日分)とされています。フランスでは、野菜や果物がビタミンCの一番の摂取源とされており、毎日の食事で5種類以上の野菜と果物をとるだけでビタミンCを110mgもとれる、と言われています。また、八百屋さんの紙袋には「毎日5種類の野菜と果物を!」というスローガンが書かれてあるほど! そんな具体的なビタミンんCの摂り方は下記の通り。
<ビタミンCを多く含む食材>
アセロラ/キウイ/オレンジ/いちご/柿/レモン/マンゴー/生キャベツ
この中ででも、ビタミンCをだんとつに含んでいるのは、アセロラで1,700mg/100g、続いてレモンが100mg/100gです。
<ビタミンCとNGな組み合わせ>
ビタミンCは銅や鉄などと一緒に摂ると、破壊されてしまうだけでなく、酸化してしまうので、食べる組み合わせには気をつけた方がベター。もちろん、ビタミンCをサプリでとる場合も同じように注意が必要です。ちなみに、納豆、レバー、いか、かに、えびなどは銅を多く含み、同様に納豆、レバー、あさり、たまごの卵黄などは鉄を多く含みます。こういった食材を摂る場合は、前後に時間をあけてビタミンCを摂ることがポイントです!
<摂り過ぎに注意>
ビタミンCは、摂り過ぎてもストックされることはありません。腎臓の働きによって尿道から自然と減ってゆくものなので、摂りすぎても危険性はそれほどないといわれていますが、下痢をした場合は摂り過ぎのサインなので、摂取量を減らしましょう。
フランス人のようにビタミンCを効果的にとって、残りの冬を乗り切りたいと思います!
photo by Thinkstock/Getty Images
text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、ELLE maman blog「南仏ママンのpetit palette」、GLAMサイトで「南フランスのいい予感。」ほか「シティリビング」にて海外通信コラムなど執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。
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