朝日新聞社提供
先月行われた「新聞5社NEWS HACK DAY」(主催:朝日新聞社メディアラボ)。このイベントは、「ニュースの新しい読み方、楽しみ方」を伝える新しい手法を立案・開発するというもので、朝日、日経、毎日、読売、産経の全国紙5紙が共同で開催。49名が参加し、12のグループに分かれてアイデアを練りました。
お弁当を渡すように子どもへニュースを渡す朝日新聞社提供
今回最優秀賞に選ばれたのは、明治大学3年・保坂駿さんら7名のチームによる「べんとータイムズ」。チームリーダーの保坂さんは「親が子どもに読ませたいニュースをお弁当のように渡せるスマートフォンアプリをつくりたい」と考えたそう。このアプリには、ニュースを全部読むと親からのメッセージ画面が出てきて、ごほうびがもらえるという仕掛けもあるそうです。
「べんとー」だけに毎朝つくるのは大変そうですが、その点はフェイスブックを利用したいと保坂さんは言います。「各家庭のべんとーの共有や『べんとータイムズ』の運営者がべんとーを売ることも考えています」。
朝日新聞社提供
今後、本格始動するためには、子ども向けに言葉を言い換えることや、ニュースの即時性への対応が課題となっていますが、親子のコミュニケーションツールとしても「べんとータイムズ」は有益なアプリになりそうです。
ちなみに、保坂さんのご両親はフランスで料理の修行中に出会ったそう。そんな「食」が身近なご家庭で育ったこともこのアプリ立案のきっかけになっているのかもしれません。
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