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石井ゆかりさんが語る「愛について」

2014/11/14 22:00 投稿

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あれほど好きだった相手なのに、時が経つとふとこんなことを思うものです。「私は本当にこの人のことを愛しているのかな?」「そもそも愛ってなんだろう」と。そんな揺らぐ想いにとまどったとき、参考にしたい言葉がありました。それはマイロハスでもおなじみの星占いライター・石井ゆかりさんの著書『結婚へつづく道』のなかの、こんな一文です。 愛とは与えること

恋の感情は、相手にして欲しいことでいっぱいですが、愛は相手にしてあげられることを最優先します。

(『結婚へつづく道』P52より)

つまり恋は要求、愛は贈与と言えそうです。お付きあいしている相手や、配偶者に対する不平不満をこぼしてばかりの人は、愛ではなく恋の状態なのかもしれません。

もちろん、生まれたときから複雑な世の中を乗りこえて、いろんなことを我慢し疲れてしまったやさきに、やっと心が通い合う相手ができたなら、甘えたくなるし、この人なら要求を受け止めてくれるのではないかと思うのは自然なことです。それが悪いわけでは決してありません。ただ愛ではないというだけのことです。

心を尽くすのが、愛

さらに石井さんはこうも書いています。

自分の手で自分を生かすだけでもいっぱいいっぱいなのに

愛はさらに、他人のことまで生かそうとする

誰かのために、頼まれもしないのに

少しでも何かしてあげたいとしたら

それは愛情だ

(『結婚へつづく道』P32より)

ある時代劇を見たときに、想いあっているふたりが「愛しています」という言葉をいっさい言わず、かわりに「心を尽くしています」と表現していることに気づきました。当時は「愛する」という言葉がなかったのかしら? と思うのと同時に、愛とは「相手に対して心を尽くす」という意味なのかと、目から鱗が落ちた思いでした。

「結婚に失敗したくない」とは、よく聞く言葉です。でも相手に対する想いが石井さんの説く「愛」であるならば、その可能性は限りなく少なくなるでしょうし、またお別れしたとしても、それを「失敗」などとは思わないのではないでしょうか。

[結婚へつづく道]

love via Shutterstock

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