人が料理づくりを好きになるきっかけには、一体どんなものがあるのでしょう。
ひとり暮らしではじめた自炊がきっかけになった人や、クリスマスやバレンタインに恋人にディナーを振る舞った経験がきっかけの人。料理好きの家族をもったため、自然と料理が得意になった人もいるでしょう。
15歳の天才シェフ誕生秘話たった10歳のフリン・マクガリーにとって、それは両親の離婚でした。母親が買ってくるおいしいとはいえないお惣菜への「防衛」のため、彼は料理をはじめることになります。youtubeで一流料理人のナイフの使い方や料理の仕込みを学んでいったのだとか。「料理の鉄人」もたくさん観たのだそう。
11歳のときに彼は、母親の友人たちを集めて夕食会を開きます。そのときに「これはイケる」と感じたフリン。その後、米国で最も美味しいと言われる数店で修行し、TVショーに出演も果たします。ニューヨーカー紙に取りあげられ、ロサンゼルスの美食家のあいだで話題になっていきました。
なんと、そのころにはすでに、ミシュランを意識していたといいます。
夢にむかって15歳になったフリンは、いまも定期的に自宅でディナー会を開催しています。じっくりと焼き上げた人参のジュレに卵の黄身の薫製、マンゴーと辛子の種の酢漬け。手間ひまかけて用意されたメニューはどれも魅力的です。
フリンの今後の計画は、17歳でニューヨークへ移住し有名店で働くこと。そして、世界一のレストランを持つこと。
とても高い目標だけど、その重圧が好きだよ。言い続けることで努力ができる気がするんだ。
「The New York Times」より引用
15歳の少年は夢の実現にむけて邁進しています。