知ってましたか？ コンビニでフェアトレード商品が買えるんです！

最近ではおしゃれなアイテムも増え、言葉自体も馴染みのあるものになった「フェアトレード」。

とはいえ、まだ「特別なもの」「探さないと買えない」というイメージがあるのも事実です。


しかし、身近なコンビニ「ミニストップ」で、フェアトレード商品を取り扱っていることを知っていますか？

じつは私も最近知ったのですが、2006年よりフェアトレードの缶コーヒーの販売を開始し、2010年にはバナナ、過去にはチョコレートなどのフェアトレード商品を取り扱っているんです。

さらに、ミニストップでは販売だけでなく、社内に「フェアトレード研究所」を設立し、「フェアトレードを人々にとって身近な存在にするにはどうしたらいいのか？」をテーマに、研究、啓蒙活動を行っています。イベント時の講演やフェアトレードを導入したい企業に向けにセミナーなども行っているんです。

店舗にもよるそうですが、現在の主な取り扱商品がこちら。
【フェアトレードブッラックコーヒー（缶）】
ミニストップが初めて取り扱ったフェアトレード商品です。じつは、ナショナルブランドの缶コーヒーに押され、残念ながら販売数は減少してしまっているそう。しかし、取り扱いをやめるのではなく、最近販売数を伸ばすためにリニューアルしました。生産者や業者などの取引先を中抜きすることなく、価格も下げたそうです。

【フェアトレードホットコーヒー／アイスコーヒー】
原産国はグアテマラ、ブラジル、コロンビア。ホットコーヒーは香り高く、スッキリとした苦味とキレのある味わい。アイスコーヒーは深いコクと香りで、口に含んだあとに清涼感のある味わいが特徴。

【バナナ】
生産者は日本で初めてバナナのフェアトレード認証を受けたフィリピンのヨシダファーム。果肉はなめらかでさっぱりとした甘さが特徴。香りが良く、皮を剥いてからも茶色くなりにくいという声もあるそう。

また、ミニストップはフェアトレードを次のように考えているそう。
どこの誰が、どのように作って運んでいるかという履歴が分かるので、消費者にとって「安心」
↓
消費者にとって“安心”が生まれることで、継続的に購入してもらえる
↓
生産者をはじめ全ての人の生活が安定することが労働意欲にもつながり、
質の良い商品を長く提供できる
↓
質の良い美味しいものが買う人のもとに入り続ける

そして、以上の良いサイクルが生まれることで、みんながハッピーになれる！　人々の笑顔を増やしていくのが「フェアトレード」とのこと。

ミニストップのホームページで、バナナを栽培しているヨシダファームの従業員のみなさんのお顔を拝見したのですが、「このバナナ、食べてみたいなぁ」と思いました。見つけたら絶対買います！

もちろん、先ほどご紹介した缶コーヒーのように、フェアトレードを扱うには難しい面も多くあると思いますが、それでも継続しているのはこのような理念があってこそなんでしょうね！


[ミニストップ フェアトレード研究所]
[ミニストップ フェアトレード研究所 Facebookページ]

（若松真美）

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