新米パパにだってある、産後ブルー
アメリカの小児科専門誌に発表された新たな研究によると、「第一子を迎え、初めてパパになった男性の気持ちもふさがることがある」という報告がなされているそうです。ただ、これは出産後すぐのタイミングに限らず、5年以内に現れる傾向であるとも。また、平均25歳の比較的若くしてパパになった男性が陥りやすい傾向にあることも、分かったといいます。
この研究を報告したシカゴにあるノースウェスタン大学小児科のクレイグ・ガーフィールド博士によると、4〜5%の若い父親にこのうつ傾向が見られ、その症状は説明できないような恐怖心を抱いたり、赤ちゃんとの関係に難しさや恐怖感を感じるものなのだそうです。
新米パパにも友人や家族の支えが必要
ガーフィールド博士は、今まであまり注目されてこなかった男性の産後ブルーの現象を受けて、こうアドバイスしています。
「両親の産後ブルーは、乳幼児にとって両親との関係を築く上で悪影響をもたらすことになります。父親の産後ブルーの存在が明らかになった今、すべきことは、親近者が父親にも注意を払ってあげ、元気づけてあげたり、助けられることはないか尋ねてみたりしてあげることです」
新しい命の誕生を迎え、家族がハッピーな気持ちで団結していられるためにも、パパ側のケアにも気を配ってあげる必要があるようです。「イクメン」という言葉が流布して間もないですが、周りが優しいひとことをかけてあげるだけでも、新米パパにとっての助けになるかもしれません。
father image via shutterstock