自分の才能に気づく。
「誰でも輝く個性や才能をもっている」。心に効く系の本などにあるこんなフレーズを目にしても、つい「でもこれといった取り柄ないし......」なんて思ってしまうもの。
"一番"だけが才能ではないでも、そんな考えが変わったきっかけとなった言葉があります。
まわりの人と競って一番になるというような「比較」と「競争」は、才能の有無とは関係がないのです。
『一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン』168ページより引用
こちらはマイロハスでも連載中の斎藤芳乃さんの書籍からの一文。この本を読んで「あれ? 私ってスゴイかも......!」と素直に思えたんです。
「できてあたり前」なことが才能・個性ぜひやってもらいたいのが、自分の才能に気づくための項目チェック。たくさんあるのですべては紹介できませんが、一部を抜粋すると......、
□美しさに惹かれる力 □美を意識する精神性の高さ □美を発見する力
(中略)
□知性(現実に対処する力) □孤独に対する耐性 □家事ができる □勉強ができる
□夢見る力 □物事を達成する力 □思い続ける力 □やり直すことができる
「一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン」169~170ページより引用
などなど。きっと誰でもたくさん当てはまるので、嬉しびっくりすることうけ合いです!
才能や個性と聞くと、何かの賞をもらうとか、誰からも褒められることだと思ってしまいますが、それは他人と比較・競争しているからと気がつきました。「もっとすごい人はたくさんいるし......」と思ってしまうと、永遠に自分の才能や個性に気づくことができません。誰かを見てすごいなぁと感心するのはOK、でもその人の才能と、自分の才能は別物です。
また「自分の長所は、できてあたり前のことなので気づきにくい」といいます。例えば毎日メイクすることはあたり前と思っていても、よく考えてみれば美容に特別な興味がなく、お化粧しない人もたくさんいます。毎日お化粧している、ということは「美を意識する精神性の高さ」という立派な個性・才能なんだ、と思えました。
才能をアピールすることは自分を認めることそして「個性や才能を表現することも大事」とのこと。誰かに対して感謝の気持ちを持てる能力があっても、口に出さなければ、それはまわりには分かってもらえないんです。でも、アクションは本当に小さなことでOK。美容が好きな人なら、毎日楽しくお化粧することも才能を表現することの一つかも。
この本を読んで気がついたのですが、才能を表現することは、じつは、他者へのアピールだけでなく、自分で自分を認めてあげることになるんだと思いました。
そして「自分の才能を見つけて表現する」ことの積み重ねで、自分の気持ちにも自然と自信やハリが出て、きっと周りからもステキに映るように。恋愛や仕事など、人生がより良いものになっていきそうです。
beach image via Shutterstock