気がつくと日没の時間が遅まり、日を追うごとに暖かさが増している今日この頃。
そして、待ちに待った桜の開花もあと数週間!と、ようやく春を実感できるようになりました。この陽気に誘われて、なんだかココロまでうきうきする、なんて人も多いのではないでしょうか。
じつはこれ、春の雰囲気(気候の影響)だけではなく、健やかな女性が持つ、本能的な働きなんです。
春の気候にあわせて、うきうき、または、ほわぁ~んというような感覚は、体の自然な働きとして骨盤が開き、生殖器を活発に働かせる準備をしているから。人間の体は、骨盤が開くことで感受性が高まり、ココロも体も穏やかな感覚になります。
言い方がちょっと悪いかもしれませんが......人間も自然界に住まう動物たちと同じように、春は繁殖活動に最適な時期。ということは、妊活中の人や婦人科系のトラブルを持っている人にとって今は、メンテナンスを行い、活躍させる絶好の季節ではないでしょうか。
そこで、今日は女性のカラダ、とくに骨盤周りの機能に効果的な「合っせきのポーズ」と、春を迎えるためのカラダケアをお伝えていきます。
春を満喫しながら、うきうきと弾むようなカラダづくりを始めましょう♪
合っせき(がっせき)のポーズバッダ・コーナ・アーサナ/Baddha Konasana
【主な効能】骨盤調整、生理痛・生理不順の改善、気持ちを落ち着かせる。
1. 足裏をあわせて座り、両手でつま先を掴む。
2.吸う息で背筋を伸ばし、吐く息とともに、上半身を前に倒す。
(※背中の伸びをキープしたまま、おへそから床に近づく意識で前屈)
3.目を閉じて、深い呼吸を繰り返しながら、1~3分程度ポーズをキープ。
<POINT>
股関節を無理に開こうとせず、吐く息と共に、脱力するような気持ちで前屈を深めていきましょう。また、腰が丸く背筋が伸びづらい人は、お尻の下に畳んだブランケットを敷くと腰が自然と立ち上がり◎。
春は目の疲れに注意!前回も目のケア、温湿布についてお伝えしましたが、春は引き続き目の疲れに注意が必要です。視神経の疲れや緊張は首や肩、背骨の一本一本を伝って、骨盤の中までこわばらせることに。
外出先などで目の温湿布が出来ない時は、目を休めるヨガのテクニック「パーミング」が優しく効きます。お休み前の温湿布とあわせて実践することで、春のカラダ、弾力のあるしなやかで機能的な骨盤を作りましょう。
「目のパーミング」
1.両手が摩擦で温かくなるまでこすり合わせる。(両手の間の「気(エネルギー)」を高めるような感覚)
2.目を閉じ、両手を目の上に丸くかぶせ、手の温かさを目に伝える。
3.目の奥がほぐれていく感覚をイメージしながら、ゆっくりと呼吸をくり返す。
4.瞬きを繰り返し、手のすき間から少しずつ光を入れながら、そっと手を離す。
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