それは、「コニカミノルタプラザ特別企画 宇宙から見たオーロラ展2014」(入場無料! )。国際宇宙ステーション(ISS)から撮影したオーロラ写真をはじめ、ISSから見たオーロラの連続写真映像や、NASAの人工衛星・IMAGE衛星によって観測されたデータなどを展示・上映しています。宇宙空間から見たオーロラは、まるで宇宙が地球にかぶせた光の冠みたい。北極・南極を取り囲む輪っかのようになっているんです!
ISSがとらえた"オーロラオーバル"。オーロラが継続した状態で見えるのは、宇宙から見た者だけの特権。
Image courtesy of the Image Science & Analysis Laboratory, NASA Johnson Space Center
オーロラの上を移動する国際宇宙ステーション(ISS)。
Image courtesy of the Image Science & Analysis Laboratory, NASA Johnson Space Center
また、写真家・松本紀生さんが撮影した「氷河の上(地上)から見たオーロラ写真」も必見です! 北米大陸最高峰・マッキンリー山の麓、氷点下40度の世界を舞い踊るオーロラは、天空に現れた光の芸術。目が釘づけになるほど美しく、とても神秘的。
暗闇から雪山を浮かび上がらせるほど強い光を放つオーロラ。
(C)Norio Matsumoto
北米大陸最高峰・マッキンリー山に棚引く、神秘的な光の帯。
(C)Norio Matsumoto
さらに会場には、アラスカからのオーロラの生中継映像を約100インチの大画面で楽しめる「Live! オーロラ」や、大型の半球形スクリーンに映像を投影してオーロラの仕組みを探るコーナーなど、オーロラを堪能できる企画が盛りだくさんです。
宇宙からの贈りもの「オーロラの音」が聞ける!なかでも私が感動したのは、「オーロラの音」。ヘッドフォンを装着してプレイヤーのボタンを押すと......聞こえてきたのは、朝の訪れを告げる鳥のさえずりのような清々しい音! これは、オーロラが活発になるときに宇宙で発生する電磁波によるもので、音色の美しさから「夜明けのコーラス」と呼ばれているのだそう。ただし、オーロラが発生する上空100km以上の場所には、音を伝える物質がほとんどありません。実際には、地上で私たちの耳に直接聞こえるものではないのが残念。だからこそ、このイベントで体験する価値があるわけです。宇宙が織り成す光と音の芸術作品は、私たちが地球に生きている喜びと、魂が震えるほどの感動を与えてくれます。
[コニカミノルタプラザ特別企画 宇宙から見たオーロラ展2014]
期間:2014年1月7日(火)~2月2日(日)
時間:10:30~19:00 ※1月14日(火)は17:00まで
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリーB&C(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F)
交通:JR新宿駅東口、地下鉄丸の内線新宿駅A7出口から徒歩1分 アクセスMAP>>
※期間中無休・入場無料
(景山えりか)