女性がセックスに積極的であることが、いけないことのように感じている私たち。セックスを求める気持ちは、本能的で自然なものなので、女性だって"したい"気持ちになるのもごくナチュラルなこと。

改めて考えてみると、女性のカラダには、毎月、生理というリズムがあるので、男性よりも自然に近い存在のはず。もし、女性がみんながセックスを嫌いだったら、種の存続も危ぶまれますよね。

女性たちが、もっと自分の性的エネルギーを肯定できるようになれば、男性も"リードしなくちゃ"という強迫観念から逃れて、ラクになれるかも。夏目祭子さんの著書「知られざる最強の創造エネルギー なぜ性の真実『セクシャルパワー』は封印され続けるのか」の中の一節が、ヒントになりそうです。

「女性の体に備わっている能力とは、内奥から大きな快感の波を産み出して、自分自身と性交中の相手との二人を丸ごとその渦の中に巻き込み、交わった相手に生命力を授けるところにある。そう、実は快楽に満ちた性交を始めるスイッチは、男性ではなく、女性の側にあるのだ」

※「なぜ性の真実『セクシャルパワー』は封印され続けるのか」P122〜123より引用 

自然のリズムと呼応する、センシティブな女性のカラダ。新しい生命を産み出す、途方もない力を内包する女性のカラダ......。

私個人の体験ですが、仕事をセーブしてゆったりと過ごすようにしたら、生理周期が月の満ち欠けと正確にリンクするようになり、驚いたことがあります。新月で生理が始まり、満月で排卵。月が満ちると、自分のカラダの中の卵も満ちる。女性のカラダって、自然と密接につながっているんだ、と実感しました。

私たち自身がタブーを乗り越えれば、セックスの場面でも驚くようなエネルギーを生み出せるのかもしれません。今まで、セックスのほんの上澄みしか知ってこなかったのかも......と半生を振り返る気持ちにさせられる本でした。

[知られざる最強の創造エネルギー なぜ性の真実『セクシャルパワー』は封印され続けるのか]

photo by Thinkstock/Getty Images

(濱田マヤ)

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