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香水の歴史を感じられる、ヴェルサイユ宮殿にできた「香りの庭」

2013/06/08 22:32 投稿

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パリの観光スポットに、新しい見どころが誕生しました。

ヴェルサイユ宮殿の正面口から100mのところに、選りすぐりの名店を集めた「Le Cour Des Senteurs(香りの庭)」が出現。5月中旬から一般開放が始まっています。


モードの発信地だったヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿は、この世の美の謳歌に耽ったマリー・アントワネットのモード発信の場所でした。そういった意味でも、18世紀以降のフランスの香水の歴史で、ヴェルサイユはその象徴的な場所でもあります。

「香りの庭」という名前の通り、パリの老舗パフュームリー「ゲラン」や、シックなホームフレグランスで人気の高い「Diptyque(ディプティック)」、高級感のあるスイーツなどで有名な「Lenôtre(ルノートル)」、そして老舗の手袋屋「MAISON FABRE(メゾンファーブル)」などが一同に集結しています。

ディプティックの店内


ゲランでは、マリー・アントワネットへのオマージュに、ジャスミンの香りの香水を限定販売しています。また、ルノートルも、ジャスミンのジャムを使用したマカロンを用意し、ディプティックでは、3つのミニキャンドルを特別に販売。


フランス人が香水をたっぷり付ける理由

そもそもフランスで香水が重宝されてきたのは、お風呂に入る習慣があまりなく、悪臭を防ぐためだったと言われています。今でこそ、シャワーは毎日浴びるようになりましたが、香水をたっぷりつける習慣は今も変わらないよう。そのつけ方は豪快そのものです。シャワーの後に、胸もとに1、2回ふき、両手首にひとふきずつ、人によっては足首やひざの裏に1、2回ずつかけたりするのだそう。それでこそ、あれほどの香りが実現するのです。

フランス人にとって欠かせない香水。美しい香りや味覚を刺激してくれる「庭」は、フランスの香水の歴史を感じる新たな人気スポットになりそうです。


Le Cour Des Senteurs
住所:8, rue de la Chancellerie 78000 Versailles
開館日:火曜〜日曜
開館時間:10時〜19時

MAISON.com
©DR



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(下野真緒)

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