今注目が集まっているココナッツを使った美容法。

体脂肪を減らす中鎖脂肪酸に富み、悪玉コレステロールを増やすトランス脂肪酸を含まないココナッツオイルは、毎日の暮らしに取り入れたいもの。世界屈指のココナッツ生産国であるインドでは、ココナッツオイルが身近な存在です。料理に、美容に、健康維持に、あらゆるシーンでココナッツオイルが活用されています。アーユルヴェーダの治療においても、患者の体質に合わせてココナッツオイルが使われることがあります。


簡単にできるのはヘッドマッサージ!

ココナッツオイルは酸化しにくく紫外線にも強いので、全身マッサージに使われます。とくにココナッツオイルを使ったヘッドマッサージはインドで大変ポピュラーなもので、髪の乾燥やフケ防止に効果があると言われています。セルフケアもとっても簡単。適量(大さじ1〜2杯ほど)を頭皮にすりこんでマッサージ後、すぐに洗い流さずにそのまま、もしくは蒸しタオル包んで30分ほどおいておくと、紫外線に負けないつややかな髪に仕上がります。


ターメリックと合わせて美肌パックを

ココナッツオイルはフェイスパックのベースオイルとしても有効です。ココナッツオイルにターメリックパウダーとヨーグルトを合わせるパックは、インドのブライダルエステの定番ケア。ココナッツオイルの高い保湿力と抗酸化作用を持つターメリックで、錆びない美肌づくりが望めるのだとか。ニキビケア、かかとのひび割れにも効果アリです。


ココナッツオイルを使う料理は、少量でも満足感

ココナッツオイルは、もちろん料理にも本領を発揮します! とくに南インド料理には欠かせない存在で、材料が野菜だけのメニューでも、ダシの効いた料理に近い満足感が得られるから不思議です。また、ほんのり甘い香りで砂糖の量を減らせるのもうれしい。おすすめの使い方は、テンパリングという手法。野菜のスパイス炒めを作ったら、小さなフライパンで少量のココナッツオイルとホールスパイス(チリやマスタードシードなど)、カレーリーフを弱火で焦がさないようにじっくり熱して、アツアツになった油をジュッと野菜炒めに回しがけします。甘くこうばしい香りが立ち、見た目もプロっぽい仕上がりになります。

美容にも料理にも使えるココナッツオイル、もっと毎日の生活に取り入れていこうと思います。


Parachute ココナッツオイル

photo by Thinkstock/Getty Images

(さとう葉)

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