昔から「いい畑にはミミズがいる」と言われ、農家の人はミミズを大切に扱ってきました。その理由は、ミミズが体内で餌を有機分解し、柔らかくて栄養を多く含んだ土肥料をつくってくれるから。
ミミズの力で、栄養たっぷりの肥料ができる
このミミズの力を利用したものがコンポスト。コンポストとは、家庭で出る生ゴミにミミズを入れて肥料を作ることをいいます。ミミズの力を借りることで、栄養たっぷりの肥料になります。そして化学肥料不使用・無農薬の美味しい野菜が栽培でき、私たちはそれを美味しくいただく。野菜の残りはミミズのエサになり、また良質な肥料ができる......。生ゴミも減らせて環境にもやさしい。とすべて循環させることができるんです。
ミミズコンポストのワークショップ開催
そんなミミズを使った世界一売れているオーストラリアのミミズコンポスト「can-o-worms」で、肥料づくり体験ができるワークショップが開催されます。
野菜作りに興味はあるけれど庭も畑もないし、コンポストを置く場所もない......。そんな人でも問題なし! ワークショップを行うのは、個性派ショップが集まる青山の「246COMMON」。ここを庭として利用し、野菜やハーブを育てることができるんです。青山とミミズという意外性が楽しい! お買い物のついでにコンポストの様子を見に行ったり、仲間と情報交換に集まったりできる場所なのも素敵です。
青山で、野菜を育てよう!
ワークショップでは、ミミズコンポストやミミズについてのお話と体験、肥料を使って野菜やハーブの寄せ植えを行います。ゲスト講師はエコ先進国・スウェーデン出身の環境コンサルタント、ペオ・エクベリさん。スウェーデン仕込みのエコ視点で、日本でも楽しく続けられるエコライフのお話を聞くことができます。
実は、もう何年も前に、ペオさんと奥様のエクベリ・聡子さんの講演を聞く機会がありました。徹底したそのエコ意識と情熱に衝撃を受け、翌日にすぐさまマイボトルを購入した思い出があります(笑)。いつかミミズコンポストで無農薬野菜をつくりたい! そんな憧れのナチュラルライフのために今からワークショップで勉強です。
ミミズコンポスト・ワークショップ@246COMMON
開催日時:第1回目 5月18 日(土)11:00~12:30/第2回目 6月22 日(土) 11:00~12:30
場所: 246COMMON
住所:港区南青山3-13
アクセス:地下鉄「表参道」駅「A4」出口から国道246号を外苑方面に徒歩2分
費用:2,000円 ※小学生以下は無料
photo by Thinkstock/Getty Images
(松浦松子)