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「疲れにくい体」は玉ねぎで。管理栄養士の厳選レシピ6つ

2021/09/25 18:00 投稿

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常備野菜の代表格である玉ねぎに、疲労回復の働きがあることをご存じでしょうか。なぜ玉ねぎが疲れを癒してくれるのか、管理栄養士の原美香さんが解説。おすすめの「玉ねぎをたっぷり使ったレシピ6選」とともにご紹介します。

たまった疲れを癒やす「硫化アリル」のパワー

玉ねぎを切ると涙が出るのは、「硫化アリル」という成分が原因です。硫化アリルはネギ類やニンニクなどユリ科の植物に含まれる成分で、近年は「血液サラサラ効果」があることでも注目を集めています。

この硫化アリル、じつは「疲労回復」にも効果大と語るのは、管理栄養士の原美香さん。ニンニクは疲れに効くというイメージがありましたが、玉ねぎもそうだとはちょっと意外でした。

硫化アリルはからだの中でアリシンに変化します。アリシンはビタミンB1と結合し、吸収しやすくすることでビタミンB1の効果を高めます

ビタミンB1は糖質の代謝に不可欠です。糖質がきちんと代謝し、エネルギー源として利用されないと、疲労物質がたまり、疲れやすくなります。

(「Diet Plus」より引用)

糖質の代謝がよくなれば、適正体重を維持しやすくなるのも嬉しいところ。気温差もあり夏の疲れが出やすいこの時期は、玉ねぎのパワーでたまった疲労を解消していきましょう。

玉ねぎをたっぷり味わう厳選レシピ

1.玉ねぎの肉詰め
丸ごとの玉ねぎを電子レンジで加熱すると、中心部分をスプーンですくい取って器のようにすることができます。鶏ひき肉をつめてオーブンで焼けば、玉ねぎのジューシーな旨味を満喫できる一品に。

2.カラフルトマトスープ
強い抗酸化作用を持つリコピンと、β-カロテンが豊富なパプリカをプラス。疲労回復だけでなく、体の内側からきれいにしてくれる管理栄養士おすすめのスープです。

3.蒸し鶏ときのこのサラダオニオンドレッシング
すりおろした玉ねぎを大さじ3、オリーブオイル、しょうゆ、りんご酢を各小さじ1。この配合で、油ひかえめでもとろっとして旨みたっぷりのドレッシングが作れます(1人分)。鶏むね肉と合わせてヘルシーなサラダに。

4.ポークソテー アップルオニオンソース
ビタミンB1が豊富な豚肉と、ビタミンB1の効果を高める玉ねぎを組み合わせた、疲労回復にぴったりのレシピ。りんごと玉ねぎをじっくり炒めて甘みを出し、粒マスタードで風味を加えたソースが豚肉とよく合います。

5.鮭の南蛮漬け
良質なタンパク質に富み、EPADHAなどの不飽和脂肪酸も豊富な鮭は積極的に食べたい食材。千切りにした玉ねぎやピーマンなどの野菜をたっぷり添えていただきましょう。

6.鶏といろどり野菜の白ワイン蒸し
パサつきがちな鶏むね肉をおいしく食べられる蒸し料理。玉ねぎは大き目のくし切りにして、鶏肉と一緒に軽く焼いてから蒸し上げます。甘みが増してさらにおいしくなるとのこと。

どれも玉ねぎの栄養パワー、そして甘みのあるおいしさを満喫できるレシピです。玉ねぎ料理のバリエーションを増やして、食卓への登場回数を増やしていけるといいですね。

原美香(はら・みか)さん
管理栄養士。食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発などに携わる。一男一女の母としても奮闘中。

Diet Plus

image via Shutterstock, Photo by Getty Images

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