第12回のお手本は、教科書にも載っている偉人キュリー夫人。優等生なイメージからは想像できない情熱的な生き方から、辛さをエネルギーに変えるコツを学びましょう!
ノーベル賞を2度受賞した才女!
キュリー夫人は放射線を研究し、ノーベル賞を2度も受賞した科学者。教科書にも載っている偉人なので「優等生」「カタイ」「研究しか興味のない人」といったイメージを持つ人も多いと思います。学問と研究に身をささげたキュリー夫人ですが、その私生活は意外にドラマティック。女性としての幸せはもちろん、不幸もしっかり体験し、それを乗り越えて偉業をなしとげた強い女性なのです。
意外にも恋と辛い別れで苦しんだ人生
研究一筋のように思われがちなキュリー夫人も、恋に身を焦がし、辛い別れも体験しています。結婚を約束した男性とは、相手の家族から猛反対され破局。なんとか悲しみをいやし、立ち直った彼女は結婚するのですが、その幸せも長くは続きませんでした。
最愛の夫であり研究のパートナーでもあったピエールは、ある日突然事故で帰らぬ人に。そのような形での別れは、女性として胸を引き裂かれるようなできごとに違いありません。
その後、キュリー夫人はなんと不倫も経験。夫の弟子にあたる人との道ならぬ恋におち、猛バッシングを受けています。そんな辛さを乗り越えて、2度目のノーベル賞を受賞したとのだと思うと驚きです。
辛さを乗り越えたのは、没頭するパワー!
みなさんは今、恋をしているでしょうか。ステキな恋の最中で「仕事をしている時もウキウキ」という人もいれば、恋に破れて「とても仕事に没頭できる状態ではない」という人もいるかも知れません。
女性にとって恋愛がうまくいっているかどうかは、人生全体に影響するくらい重要なもの。でも、感情に振り回されてしまいそうな時には、ぜひ、キュリー夫人の「信念と没頭する力」を思い出してください。
キュリー夫人は心を引き裂かれるようなできごとに遭遇した時も、自分の信念を忘れませんでした。研究に没頭する時間を持ち続けたことも、辛いことを乗り越える大きな力になったはずです。
春は新しいことを始めるのに最適な季節です。この機会に没頭できるなにかを見つけてみてはいかがでしょう!
(藤田尚弓)
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