先日、沖縄を訪れた際によく見かけたのが「35COFFEE」。国際通りのお土産物屋さんにはシンプルなデザインの缶コーヒーやコーヒー豆が並び、ゆいレール・おもろまち駅にはカフェスタンドも。ちょっと沖縄に来ていない間に流行していたこの「35COFFEE」の正体は？ 調べてみると沖縄の環境保護を目的としたエコな商品でした。
10分の1になったサンゴのために
地球温暖化などにより、沖縄の海のサンゴは10年前に比べて10分の1に減少しているのだそう。それを知った地元・沖縄の企業が、失われつつある沖縄のサンゴ礁を守るためにコーヒー×エコを提案したのがこの「35COFFEE」です。売上の3.5％をサンゴ養殖のために寄付し、養殖したベビーサンゴの移植を行っています。（活動報告の様子はこちら）
沖縄でしか作れない！ 焙煎工程にサンゴを使用
このコーヒーの特徴は寄付だけではありません。なんと焙煎の工程でもサンゴを使用しているというから驚き！ 風化したサンゴを200度以上まで温め、その熱でじっくり焼き上げることでコーヒー本来のまろやかな美味しさを引き出しました。サンゴは漁業法により県外への持ち出しが禁止されているため、ここ沖縄でしか作れないコーヒーなんです。
私は普段あまりコーヒーを飲まないので、お菓子メーカーとのコラボで生まれたコーヒー風味の「35CHINSUKO」を購入してみました。
また、通販サイトでの扱いはありませんがコンビニで販売されていた個包装のドリップパックはコーヒー好きな友人へ。沖縄限定のめずらしい製法と、寄付になることを知って喜んでくれました！
環境保護のメッセージ発信にもなる新しい沖縄みやげ。沖縄の大自然を楽しんだあとは、お土産を通じて日本全国へこの活動を広められばいいなと思います。
・35COFFEE（ハードロースト）
200g/1,050円
・35CHINSUKO
35個入り/840円
・35COFFEEが飲める沖縄のカフェはこちら
・35COFFEEが飲める・買える沖縄のホテルはこちら
［35COFFEE］
（松浦松子）
