今年は例年に比べて春の訪れが早く、初夏の陽射しを感じる日があったりも。そうなってくると、冬の間は控えていた冷たいデザートもそろそろ解禁したい気分です。

どうせ食べるなら体にいいデザートはないかと探してみたら、ありました、ありましたよ。スイーツ大国台湾の代表的デザート「愛玉子」。

北京語でアイユイヅ、台湾語でオーギョーチーと呼ばれるこのデザート、台湾ではとてもポピュラーなもので、台湾に行ったことある人なら食べたことがあるかもしれません。

見た目はまるでゼリー、喉越しもつるるんと爽やかで、懐かしく優しい味がします。しかし、この愛玉子って一体何でできてるの? と思いきや、なんと台湾だけに自生するクワ科の木の実、なんですって。


むくみ解消・クールダウンに最適!

この木の実は、植物の中でもペクチンを豊富に含むため、水の中に放置するだけでゲル状の塊になるのだそう。これを切り分けて、レモン味のシロップをかけて食べるのが一般的な食べ方です。腎臓の調子を整え、利尿作用を促したり、体の熱をとる効果があることから、体のむくみが気になる時やクールダウンに最適と言われています。

手作りもとても簡単にできるので、作り方をご紹介! 日本でも通販や中華街で愛玉子の種を入手することができるので、ぜひ挑戦してみてください。

むくみ解消に! 水の中で揉むだけでできる台湾ゼリー<2人分>

<材料>
愛玉子の種:10g
水:500cc(※蒸留水は固まらないので使わない)
お好みのシロップ:適量(レモン汁&蜂蜜がおすすめ)
レモンスライス:適量

<作り方>
(1)目の細かい布に愛玉子の種を包んで口を輪ゴムでしばり、水の中で揉みます。少量ならばお茶パックを2重にして使うと、後片付けが楽です。
(2)5分くらい揉むと黄色くドロッとした水に変わっていきます。そのまま15分くらい揉み続けます。紅茶やルイボスティーに似たとてもよい香りがします。
(3)モッタリしてきたら揉むのをやめて、常温か氷水に浸けて1時間ほど休ませます。
(4) 固まったら出来上がり。レモンスライスとシロップをかけます。ほかにもココナツミルクや黒糖などお好みで色々試してみて。
時間を置き過ぎると液体化するため、作りおきは禁物です。

木の実自体は高カロリーなものの、ゼリー状に加工すればカロリーはゼロに近く(シロップ無しの場合)、ダイエット中のデザートとしても活躍しそうです。

忙しくて作る時間がない、という方には、東京・谷中にある、昭和9年創業の愛玉子専門店「愛玉子」がおすすめ。レトロな店内で色々な味の愛玉子デザートをいただくことができますよ。

愛玉子専門店「愛玉子」
住所:東京都台東区上野桜木2-11-8
最寄り駅:千代田線 根津駅 徒歩8分
JR日暮里駅・鴬谷駅 徒歩8~10分
TEL:03-3821-5375
営業時間:10:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:不定休
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[愛玉子通販]

(さとう葉)

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