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つらい気持ちは「手放すと楽」。2600年前に説かれた最強の悩み解決法

2019/06/03 05:30 投稿

コメント:16

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過去を思い返してつらくなったり、心が繊細で気にしすぎてしまったり。人には、生きづらさを感じるときが何度か訪れます。

苦しみ抜いて悟りをひらいたブッダの教えが、役に立つかもしれません」と言うのは、イラストレーターでデザイナーのヒフミヨイさん。

お寺の住職と尼のひ孫に生まれたヒフミヨイさんは、折に触れて仏道に接し、乱れがちな心と付き合っているうちに、仏道に触れているときは穏やかな気持ちでいられることに気づいたのだとか。

自分自身もHSPで、過労で転職したり、2回の流産を経験したりと、社会になじめず心が乱れがちな凡夫(煩悩まみれの凡人)だと語るヒフミヨイさん。そんな著書『ゆる仏道』(イースト・プレス刊)には、心が軽くなるブッダの教えが、マンガでゆるっとわかりやすく解説されています。

憂鬱なとき、執着してしまうとき、人間関係が嫌になったときなど、人生には悩める場面が多いもの。そんなつらい気持ちは「手放すと楽」と唱える、『ゆる仏道』とはどんなもの?

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取り越し苦労は身の毒だ

「明日のプレゼンがうまくいくか心配」、「昨日の嫌なことが忘れられない」など、悩みの多くは先の心配や後悔が大半。

それらを払拭し、生活の中で活かしやすい仏道関連の言葉が「身の毒は取り越し苦労と過去の愚痴。誠を尽くして今を楽しめ」だと著者は言います。

心と体に毒なのは起きてもいない未来を不安がったり、過ぎてしまった過去にくよくよすること。この言葉を意識したら「余計なことで気に病んでるな」と気づきやすくなりました。

『ゆる仏道』16ページより引用

さらに、「今を楽しむ=安らかな心で今この瞬間に集中する」ことが大切だと続けます。雑念にとらわれづらくなり、仕事や勉強などそのとき行なっていることがはかどるのだとか。

プレゼンの心配をするくらいなら、準備に集中するほうがいい。そんなふうに考えられれば、余計なことで憂鬱にならずに済むかもしれません。

とはいえ、いきなり最初から集中はできないので、とりあえずやってみることが重要に。そうすれば、行動の後から気分が乗って、集中し始めるのだそう。禅を取り入れるのも効果的。瞑想なら自宅でもできそうですね。

ダイエットこそ、足るを知るべし

ダイエット中にこそ肝に命じておきたい言葉、それは「足るを知る」。もっと欲しいと欲張らず、今に満足するということを指します。おかわりが食べたくなったら、心の中で唱えると効果がありそうですね。

そもそもは、幸せに慣れて鈍感になった心に喝を入れてくれる言葉のようです。

特に日常の基本的な生活の中で足るを知ると、日々幸せをかみしめやすくなります。
「屋根がある室内で寝て起きられる。幸せだ」
「食事・入浴・排泄できる。幸せだ」
病で倒れるとそれさえままならなくなります。

『ゆる仏道』47ページより引用

あれも欲しい、これも欲しいと欲張って、幸せのハードルを上げると、理想と現実のずれが大きくなって、満たされない苦しみも大きくなると著者は考えます。だからこそ、身近な今の幸せに気づくと満ち足りた日々を過ごせるようになるそう。

日常の一部だと思っていることが、実は幸せなのかも? 当たり前のことに感謝する心を忘れずにいたいものです。

白か黒かは、うつのもと

仕事でもプライベートでも、人との関わりの中では嫌なことはたくさんあるもの。例えば、挨拶をしたけれど返してくれなかった、ということもあるかもしれません。「そんなときに白黒つけて極端に決めつけると、人間関係も自分の心も荒れてしまう」とヒフミヨイさん。

相手を責め、失礼な人だと思うことを「白」、嫌われるようなことをしたかと自分を責めることを「黒」と、白黒つけて思い込むと、挨拶に気づかなかった、返事を聞き取れなかったという「グレーゾーン」に属する事実が見えなくなってしまうそう。

そこで「中道(ちゅうどう)」という考え方を取り入れることがおすすめです。

中道。どちらか一方にかたよらない、こだわらないようにするということです。
二つのものの中間ではなく、二つのものから離れて矛盾対立を超えることだそう。

『ゆる仏道』59ページより引用

グレーゾーンを持つことで受け流せるようになり、結果、心身が乱れづらくなるのですね。

また、中道の具体的な実践法と言われるのが、見方を整える、怒らない、生活を整えるなどの「八正道(はっしょうどう)」です。トレーニングをして苦しみのもとになる欲望や執着を断てば、苦しみから解放されるのだとか。八正道の詳しい内容も『ゆる仏道』ではわかりやすく解説されています。

『ゆる仏道』©️ヒフミヨイ/イースト・プレス

人生の先達としての“ブッダ先輩”が説く言葉は、いずれも明快で心に刺さるものばかり。一冊を読み終えると、肩にのしかかっていた“生きづらさ”の重みが、すっきり消え去った感じがします。

悩みや欲など煩悩だらけの毎日ですが、ゆるく仏道を取り入れ実践することで、気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

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ゆる仏道 ]image via shutterstock, ©️ヒフミヨイ/イースト・プレス

コメント

何も理解できてない人が記事書いたのか?宗教の教えが通用しないのが今の日本だぞ?正論述べたり次の機会に活かすつもりで失敗を受け入れるつもりでいたら全てが終わる。いかに空気を読むか?残念ながらそれがいまの日本だ・

No.15 66ヶ月前

いや、ちっともゆるくないからこれ……それこそ2600年もの間にこの境地を得られた人なんて僅かだから……

No.16 66ヶ月前

末法の世の中だからこそ、そういう気持ちを持てるようになりたいところ  できない理由を述べたところで「身の毒は取り越し苦労と過去の愚痴」なんだし、できるかできないかの2択じゃなくて「どちらか一方にかたよらない、こだわらないようにする」こともできるんだし  まぁゆるく、やれそうなことからやってみるかね  それで「足り」れば儲けもん

No.17 66ヶ月前
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