お肌にトラブルを抱えているとき、ボディスクラブは状態を取り戻すためによい方法となります。ボディスクラブに含まれているのは、角質を除去してくれる砂糖や塩など。肌の死んだ細胞を取り除いてくれて、肌をなめらかに、明るくしてくれるのです。

「肌の角質を除去すると、肌はなめらかになります」と、認定皮膚科医で『Heal Your Skin』の著者、アヤ・シャンバン医師は説明します。肌がざらざらするのは、角質除去が不十分だから。ボディスクラブを使って、そんな肌の状態を整えて、保湿してあげることが重要です。

角質除去できているなら、肌の水分補給もうまくいくのです」と解説するシャンバン医師。

自宅で作れるのは、ボディスクラブのいいところのひとつ」と話すのは、カリフォルニア州サンタモニカの認定皮膚科医、シッポラ・シャインハウス医師。敏感肌でも使えるスクラブを素材を選びながら作れるのです。ただし、どんなものでも肌に使えるというわけではないという点も、シャインハウス医師は強調します。

「台所にあるものはナチュラルといっても、肌に刺激を与えないわけではありません」とシャインハウス医師は指摘するのです。シャインハウス医師が避けるように言うのは、レモンやリンゴ酢。肌に刺激を感じるような素材は、避けるのが賢明です。

輝くような肌を保つためにシャインハウス医師は毎週1〜2回、ボディスクラブを使うことを勧めます。大切なことは、やりすぎないこと。「痛みを感じては元も子もありません。とにかく肌を刺激しない。肌のバリアになる油分まで取ってしまってはいけません」とシャインハウス医師。

今回は、皮膚科医おすすめの手作りボディスクラブを紹介します。

1. ヒマラヤンソルトのボディスクラブ

「ヒマラヤンソルトは、ボディスクラブに適した天然のミネラルが豊富」と、ドリス・デイ医師。認定皮膚科医で、デイ・ダーマトロジー・アンド・エステティックのディレクターを務めています。「ソルトスクラブのいいところは、スクラブするだけで塩が溶けるところ。皮膚の表面をこすりすぎる心配がないのです」とデイさんは説明します。

ソルトとナチュラルオイルを合わせると、保湿効果も出てきます。オリーブオイル、アボガドオイル、ウォルナッツオイル、アーモンドオイル、ホホバオイルといった油です。しかし、オイルを使うとバスタブが滑りやすくなるので、バスタブから出るときは要注意、とデイさんは気をつけるようにアドバイスします。

作り方:

ヒマラヤンソルトを、ボウルの中に1カップ。1/2カップのオリーブオイルなど好きなナチュラルオイルを入れます。 お好きな濃度になるよう、スプーンで調節します。 香りをつけるためにエッセンシャルオイルを加えるのもいいでしょう。デイさんは、気持ちの落ち着くラベンダーやカレンデュラをおすすめします。

2. ココナッツ・シュガー・オートミールのボディスクラブ

「このスクラブは、肌の表面の乾燥によるかさつきを取って、肌を作り替えてくれる効果があるのです」とシャインハウス医師。オートミールは、天然の保湿効果があります。「オートミールが肌を柔らかくしてくれ、肌の表面に水分を補ってくれます」と話します。

ココナッツオイルは、炎症を抑える効果を持ちます。シャインハウス医師によると、「ココナッツオイルは肌を詰まらせる可能性もあります。にきび(吹き出物)を起こしやすい人では、アルガンオイル、ひまわりオイル、サフランオイルにするのがいいでしょう」と言います。

「スクラブに、オートミールのような溶けにくい成分が含まれるときには、排水口がつまらないようにして」と、シャインハウス医師は話します。排水口にスクリーンや網でかすが流れないようにするのはよい手です。

作り方:

スプーン2〜3杯のココナッツオイルを小なべなどで溶かす、もしくは、好きなオイルを室温の状態で使います。 砂糖は2分の1カップほど合わせ、4分の1カップの生のオーツと混ぜ合わせます。オーツが柔らかくなりすぎないよう、1日以内に使うようにしましょう。

3. アボカドとハニーのボディスクラブ

「アボガドには、皮膚の栄養になるビタミンや抗酸化物質が含まれています。アボガドオイルには自然に備わった鎮静作用があり、ハチミツには抗菌や抗炎症の効果があります」と、シャンバン医師が説明します。

シャンバン医師は、洗顔に使っても肌にやさしいスクラブを考えたのですが、全身に使っても効果的

作り方:

アボガド半分を、小さじ3杯のハチミツ、大さじ2杯のコーンミールと一緒にボウルに入れてすりつぶします。 湿らせた肌をつけてやさしくマッサージし、ぬるま湯で洗い流しましょう。

4. 抹茶と緑茶のボディスクラブ

抹茶は、緑茶を粉砕した濃い形態のものです。シャインハウス医師によると、抹茶には抗酸化物質が豊富。抗酸化物質は、太陽からの紫外線によるダメージから元に戻してくれます。

「緑茶にはカフェインも含まれおり、赤みを防いでくれる効果があります。緑茶のおかげで、肌の表面の血管を引きしめられます。このために肌の赤みを抑えることができて、ニキビや酒さのある人には特に有益となるのです」と、シャインハウス医師は説明します。

作り方:

砂糖1カップに、抹茶小さじ1杯、緑茶小さじ1杯を入れて混ぜ合わせます。 そこにホホバ油(もしくは、好みのナチュラルオイル)を加えます。好きなだけかき混ぜます。

5. シュガー・アップル・グリーンティー・ボディスクラブ

もう少し少量の緑茶を試すなら、シャンバン医師考案のスクラブと混ぜてみてください。ニキビができやすい肌に最適で、週に3回まで使用できます。もともとは顔に使うために考案されたのですが、全身に使えるようレシピを調節しています。

作り方:

3/4カップのアップルソースと1/2カップのブラウンシュガーを混ぜます。 さらに、緑茶大さじ3杯とオリーブオイル大さじ2杯を入れて、成分がふわっとしたペースト状になるまで混ぜ合わせます。 湿らせた肌にマッサージし、洗い流します。

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訳/STELLA MEDIX Ltd.

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