マイロハスの連載『Prevention』の医療監修ボードを構成するのは、さまざまな医学分野の認定専門医。カバーしているのは、ダイエットから、心臓や皮膚の健康などまで幅広い分野です。

記事が正確であるか、必要な情報を含んでいるか、質の高いものであるか精査し、高い水準を保てるよう監修をしています。

十分に信頼できるよう、医療監修ボードのメンバーはすべての記事について、関連する科学的な研究に基づいているか、適切な専門家の言葉を引用しているか、最新で正確な情報を伝えているか、それぞれのテーマにおいて必要十分な要点について検討しているかを確認しています。

現在から将来にわたるまで、読者の方々の生活を心身ともに満足のいくものにしていただけるようにサポートしています。ここでは医療監修ボードのメンバーをご紹介します!

ウェンディ・シンタ医師:肥満・減量

ウェンディ・シンタさんは、成人と子どもの肥満治療分野で全国的にも知られる専門家。肥満医学会(OMA)会長を務めています。

ニューヨーク州立大学アップステート医学校で家庭医学の臨床助教で、アメリカ家庭医療専門医認定委員会(ABFM)とアメリカ肥満医療専門医認定委員会(ABOM)両方の認定を受けた専門医です。

子ども向けの肥満治療プログラム「BOUNCE」を開発し、国際的にも研究、実施されるようになっています。自身の診療所メディカル・ウエイト・ロス・オブ・ニューヨークで、何千人もの肥満ぎみ、または肥満の人々を治療してきました。100kg以上の減量に成功したケースもあります。

ドラズ・ドリームという基金を運営し、マイノリティの人を中心に肥満の予防や治療に取り組んでいます。

レカー・クマール医師:肥満・減量

レカー・クマールさんはワイル・コーネル医科大学の内科助教授。内分泌科指導医(医学博士/理学修士)で、肥満と体重管理などの内分泌の領域の診断や治療を専門としています。

内科、内分泌科、糖尿病、代謝の各分野で専門委員会の認定を受けており、アメリカ肥満医療専門医認定委員会(ABOM)からも専門医の認定を受けています。肥満の管理をテーマとする論文や教科書の執筆に携わり、肥満医療専門医認定委員会の国内医学ディレクターを務めています。

インド、中国、タンザニアにおいて、医学を教えるほか、都市化の糖尿病や代謝への影響についての研究も行っています。

ニーサ・ゴールドバーグ医師:循環器(心臓学)

ニーサ・ゴールドバーグさんは、ニューヨーク大学ランゴーン医療センターのジョーン・H・ティッシュ女性健康センター医長。また、ニューヨーク大学医学部の内科臨床准教授、循環器専門医、書籍の著者でもあります。また、健康医療情報ラジオ局「ドクター・ラジオ」の番組『ビヨンド・ザ・ハート』の司会も務めています。

アメリカ心臓協会(AHA)の国内広報として、女性の心臓病に関する協会によるキャンペーン「ゴー・レッド・フォー・ウィメン」を開始しました。著書として、『Dr. Nieca Goldberg’s Complete Guide to Women’s Health』、賞を受けた『Women Are Not Small Men』(現タイトルは『The Women’s Healthy Heart Program』)があります。

バーナード・カレッジとブルックリンのニューヨーク州立大学ダウンステート医療センター医学校を卒業し、聖ルカ・ルーズベルト病院センターで臨床研修、SUNYダウンステート医療センターで循環器専門医研修を受けています。

アグラエ・ガーベイ・ルネ医師:循環器(心臓学)

アグラエ・ガーベイ・ルネさんは、2017年からニューヨーク州の医療グループであるケアマウント・メディカルの循環器科医師として、心臓関連の病気・症状の診断と治療にあたっています。ケアマウント・メディカルの診療所2か所(マウント・キスコとフィッシュキル・ウェステージ)で患者を診察し、ウエストチェスター医療センターで心臓カテーテルを手がけています。

インターベンション心臓病学、心臓核医学、心臓エコー検査、心臓血管疾患、内科の各分野で専門委員会の認定を受けた専門医です。ワイル・コーネル医科大学で医師の学位を取り、コロンビア大学医療センターで内科の臨床研修を、ペンシルベニア大学病院で一般循環器内科学の専門研修を終えました。

アメリカ心臓協会(AHA)、アメリカ心臓病学会(ACC)、カリブ海心臓学会(CCS)などの専門組織に所属。

キャロル・ワトソン医師:循環器(心臓学)

キャロル・E・ワトソンさんは医師で医学博士であり、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)ゲフィン医科大学院で内科/循環器科の教授を務めています。常勤の認定心臓専門医。

内科ではジョン・C・マジオッタ任期教授。2017年にはアメリカ心臓病学会(ACC)のカリフォルニア支部により「カーディオロジスト・オブ・ジ・イヤー」に指名されました。

スタンフォード大学卒業後、ハーバード大学医学大学院で医師の学位を取得。成績優秀を示すマグナ・クム・ラウデを受賞。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で医学博士号を取得し、同校の内科の臨床研修、循環器科の専門研修を受けています。

アメリカ国立衛生研究所(NIH)による大規模研究で主任研究員を務め、アメリカ食品医薬品局(FDA)臨床化学・臨床毒物学機器部会の委員長、黒人心臓専門医学会(ABC)コレステロール委員会の委員長でもあります。

ラージ・ダスグプタ医師:内科

ラージ・ダスグプタさんは、南カリフォルニア大学ケック医学校で呼吸器(肺)・クリティカルケア(救命救急医療)・睡眠医療部門の臨床医学助教授を務め、内科の副プログラムディレクターでもあります。アメリカ内科学会上級会員(FACP)、アメリカ胸部医学会上級会員(FCCP)、アメリカ睡眠医学会上級会員(FAASM)です。

ミシガン州立大学で内科の臨床研修、コロンビア大学/聖ルカ・ルーズベルト病院で呼吸器・クリティカルケアの専門医研修、ヘンリー・フォード病院で睡眠医学の専門医研修を受けています。

内科、呼吸器科、クリティカルケア、睡眠医学の各分野で専門委員会の認定を受けた専門医。臨床研究も積極的に行い、著書に『Medicine Morning Report: Beyond the Pearls』があります。

コニー・ジェニングス医師:内科と統合医療

コニー・ジェニングスさんは、ケンタッキー大学で若い成人から高齢者にわたる患者の内科医療を担当。ケンタッキー大学統合医療・保健プログラムの医学ディレクターを務めています。

鍼治療も行い、統合医療の診察、瞑想技術を指導。統合医療チームを率い、健康的なライフスタイル、病気の予防、ホリスティックヒーリング(全人的な治療)を推進しています。

実際の診療に加え、大学生や社会人学生の教育にもあたっています。治癒力を高める上で患者と医療従事者との関係を重視しようとしています。

ションダ・ホーキンス診療看護師:内科

ションダ・ホーキンスさんは、成人・老年学を専門とする診療看護師(NP)で、看護学修士(MSN)、高度実践看護師(APRN)、成人・老年看護学認定診療看護師(A-GNP-C)。

テキサス大学医学部で看護学の修士号を、テキサス・サザン大学とA&Mカレッジで理学士号を取得。現在は、診療看護師として、臨床外来でさまざまな症状を評価・診断、患者個人に合わせたケアの提供に重点を置くとともに、科学的な根拠に基づく方法と全国臨床ガイドラインに沿った治療を行なっています。

高度実践看護師としても、プライマリケア(総合診療)、救急医療、女性の健康、家庭医療の各分野の現場で従事してきました。臨床で関心を持っている分野は、病気の予防、ヘルスリテラシー(健康維持に必要な情報やサービスを理解、活用する能力)、海外医療任務の救援です。

マージョリー・コーン管理栄養士:栄養

マージョリー・ノーラン・コーンさんはアメリカ栄養士会(AND)の広報担当者。栄養に関するコンサルタント会社“MNC Nutrition”を創設・所有しています。管理栄養士(RD)です。食物栄養科学の修士号を持ち、2冊の著書があります。

スポーツ栄養学、摂食障害、統合・機能性医学栄養療法の各分野で上級認定を受け、摂食障害臨床ケア入院・外来患者治療、外来栄養プログラムの開発、コンサルティング、個人開業などで臨床経験を積んでいます。

これまでに、パーソナルトレーナー養成機関「ナショナル・パーソナル・トレーニング・インスティテュート」の栄養インストラクター、ニューヨーク大学の学生保健センター・コンサルタント、ニューヨーク市にある摂食障害治療機関「メトロ・ビヘイビオラル・ヘルス・アソシエイツ」の栄養ディレクターを務めました。

ジョーン・サルゲ・ブレイク管理栄養士:栄養

ジョーン・サルゲ・ブレイクさんはボストン大学の臨床准教授で、健康・栄養・ウェルネスについてのポッドキャスト(インターネット放送)番組、「Spot On!」の司会を務めています。教育学博士(EdD)、理学修士(MS)、管理栄養士(RDN)、認可栄養士(LDN)、アメリカ栄養士会上級会員(FAND)です。

ボストン大学の医学部とゴールドマン歯学部の両方で講義を行い、栄誉ある賞として知られるホイットニー・パワーズ優秀授業賞を授与されました。著書に『Nutrition & You』シリーズがあり、『Nutrition: From Science to You』の共著者でもあります。

レイチェル・ラストガーテン管理栄養士:栄養

レイチェル・ラストガーテンさんは、ワイル・コーネル・メディシン総合体重管理センターの臨床栄養士で、ワイル・コーネル大学の月間ニュースレター『Women’s Nutrition Connection』のアドバイザーをつとめる理学修士(MS)、管理栄養士(RD)、認定栄養士(CDN)。

主な専門分野は、医学的栄養療法と体重管理で、健康とウェルネス全般に栄養が果たす役割について、知識と経験を伝えたいと尽力。

Doctor Radioの毎週の番組「Primary Care Medicine」の共同司会者として、ゲストの専門家にインタビューを行い、健康・栄養に関する最新の話題についてリスナーの電話・質問に答えています。ニューヨーク大学で臨床栄養学の修士号を取り、優等で卒業。

ヘザー・ウーレリー・ロイド医師:皮膚科

ヘザー・ウーレリー・ロイドさんは、非白色肌(skin of color)の専門家として国際的にも認知されている医師。さまざまな臨床研究に参加し、研究対象者として非白色肌の患者を重点的に増やしながら、臨床試験の研究員を務めてきました。

マイアミ大学皮膚科・皮膚外科のエスニック・スキンケアディレクターでもあり、さまざまな肌色の女性に向けてデザインされたスキンケア製品「Specific Beauty」を創り出しました。ジョージタウン大学で学部課程を経て、マイアミ大学医学部で医師の学位を取得。

マイアミ大学で皮膚科の専門医研修を完了。チーフレジデントを務めています。アメリカ皮膚科学会(AAD)と非白人肌の皮膚科学専門組織スキン・オブ・カラー・ソサエティ(SOCS)のメンバー。

キャロライン・チャン医師:皮膚科

キャロライン・A・チャンさんは全国的に知られている認定皮膚科医で、アメリカ皮膚科学会上級会員(FAAD)、ロードアイランド病院の準スタッフメンバー。

2018年度トップ・ドクターに選ばれ、皮膚科と美容皮膚科の両方で個人に合わせたケアを提供して10年以上の経験があります。高リスク黒色腫患者のほくろをダーモスコピーを使ってモニタリング(経過観察)する専門家

ニューヨーク大学医学部で医師の学位を取得、ニューヨーク市マウント・サイナイ聖ルカ・ルーズベルト医療センターで内科のインターン研修を受けた後、タフツ医療センターでチーフレジデントを務めました。

2018年には、健康保険の有無にかかわらず高品質の皮膚科医療を提供することを目指して、ロードアイランド初の患者が直接支払う形(医療保険を使わない)の皮膚科診療所を設立。

モナ・A・ゴハラ医師:皮膚科

モナ・A・ゴハラさんは、イエール大学医学大学院で皮膚科の臨床准教授をつとめる医師。ユニリーバのパーソナルケアブランド「ダブ」のトップ皮膚科医であり、非白色肌の専門家、女性皮膚科協会(WDS)の副会長。アメリカ皮膚科学会(AAD)とアメリカ皮膚外科学会(ASDS)の積極的なメンバーでもあります。

皮膚科専門誌の『ジャーナル・オブ・ドラッグズ・イン・ダーマトロジー』、『スキン・キャンサー・ファウンデーション・ジャーナル』、『ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ダーマトロジー』、『ジャーナル・オブ・ペディアトリック・ダーマトロジー』に論文を発表。

出版物と講義を通じて、皮膚の健康、皮膚がんや褐色肌の皮膚がん、紫外線からの保護について地域的・全国的なレベルで教育活動を行っています。

医師に聞きたいことあれこれ

医師に聞いた、体臭を防ぐ7か条。サビない人になる秘訣って?

クサくなるのは疲れてるから? 医師が教える、加齢臭の対策法

Meet Prevention’s Medical Review Board
訳/STELLA MEDIX Ltd.

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