運命の人を見つけるというアイデアはとてもロマンチックですが、あまり現実的ではありません。実際、人間関係を扱うセラピスト達の多くは、あからさまにこのアイデアを否定しています。
「ソウルメイトを見つけるという発想が、結婚をダメにした事例もあります」と『The Happy Couple』の著者で心理学者のバートン・ゴールドスミス博士は言います。
「現実的に言えば、あなたに合った人は地球上に10~20人程度でしょう。まぁ、もう少しいるかもしれませんね。でも、残りの人生、ずっと気の合う完璧な人というのは存在しません」
マンハッタンを拠点に活動する認定臨床心理士のジョセフ・シロナ博士も同じ意見、ソウルメイトの概念は「有害だ」と指摘します。
ソウルメイトの概念に従おうとすると、悲惨な結果につながります。ソウルメイトと思った人と別れたり、その人に何かあったとき、ほかの人と付き合うことを避けてしまうからです。
完璧にぴったりでなくても自分に合った人がいるかもしれないのに、とゴールドスミス博士は言います。
とは言え、あなたにふさわしい人は必ずいるはずです。完璧なパートナーを見つけたいなら気づくべき、大事なサインをご紹介します。
「一緒にいるとものすごく心地よい」「価値観が同じ」など前編6つは、こちらの記事で。
1. 相手の幸せを願う
image via shutterstockこれはつまり、土曜日の予定をキャンセルして風邪の看病をしてあげたり、彼のお気に入りの映画を何十回も一緒に見てあげること(きっと彼も、あなたのために同じようにしてくれるはず)。
面倒に思うときでも、パートナーに幸せになってほしいと願えることは「真実の愛を示すサインです」とゴールドスミス博士。
2. お互いに尊敬し合える
image via shutterstock尊敬とは不思議なもので、口に出して言うことは少なくても、自分が尊敬されていない場合には、はっきりとわかるもの。
「パートナーに軽視されていると感じる場合、得られるものは何もありません。すごく気分が悪くなります」とゴールドスミス博士は話します。
反対に、互いに尊重し合えれば、長く続く固い絆を築くことができるでしょう、と認定ファミリー・セラピストのデビッド・クロウ氏は言います。
3. お互いに話したいことがたくさんある
image via shutterstockもちろん会話が途切れることはあるでしょう。でも、話すことが尽きず、パートナーと長い間おしゃべりできることは重要です。
「夜明けまで語り合える、というのはとてもいいサインです」とゴールドスミス博士。
4. 異なる意見も言い合える
image via shutterstock自分にふさわしい相手だからと言って、なんでも意見を合わせる必要はありません。むしろその逆で、意見の合わないときに、どう対処して受け入れるかをわかっていればいいのです。
「違いを容認し、お互いをありのままに受け入れることがとても大切です」とクロウ氏。それができないようであれば、将来無駄な言い争いに多くの時間を費やすことになるでしょう。
5. 最悪なときでも愛せる
image via shutterstockこれは、彼のいびきを許してあげる、彼が不機嫌なときは小さなことは受け流してあげる、風邪のとき、子どものように甘える彼を受け止めてあげる、ということ。
「そばにいたいなら、相手が最悪のときも愛してあげることができるはずです」とゴールドスミス博士。
6. 人生の価値を高めてくれる
image via shutterstockソウルメイトはあなたを「完璧」にしてくれるという考えをよく聞きますが、あなたはありのままで、既に完璧です。
むしろ、最適なパートナーは、あなたの人生を高めてくれる存在です、とクロウ氏は言います。素敵な日常をさらに楽しく、ちょっとしたことであなたの笑顔を引き出してくれます。
もちろんいいことばかりではないでしょうが、総合的に見て人生に価値を与えてくれる存在であれば、いい関係性と言えるでしょう。
運命の人に会うには?
Korin Miller/12 Signs You've Found Your Soulmate, According to Relationship Therapists
訳/Seina Ozawa