オリーブオイルの香りには、空腹をしずめ、その結果としてカロリー摂取をおさえてくれる効果があると言われています。だから、食卓にオリーブオイルを置いて、その香りをかぎながら食事をするだけでも良いのだそう!
また、毎日ヨーグルトにオリーブオイルを混ぜて食べるだけで、特に食べる量に気をつけなくとも、減量に成功できたという実験結果があるとか。
フランスの結構雑誌「TOP SANTE」のサイトによると、ドイツとオーストリアの研究者が、ヨーグルトにオリーブオイル、バター、キャノーラ油など他の油製品をそれぞれ混ぜて実験したところ、3か月間500gのヨーグルトとオリーブオイルの組み合わせを食べ続けた人のみが、やせるという結果が出たといいます。
食欲抑制には「セロトニン」というホルモンが関与しており、オリーブオイルを多く摂取している人の血液には、より多くのセロトニンがあることが認められたとか。さらに、オリーブオイルには、キャノーラ油と同じような脂肪酸が含まれているものの、上の実験では、ヨーグルトとキャノーラ油を摂取し続けた人と比べて、オリーブオイルを摂取していた人の中には、誰ひとりとして体脂肪の増加は見られなかったとのこと。これで、いかに「セロトニン」の量が食欲抑制に関与しているかが分かります。
「オリーブオイルダイエット」というものがアメリカでも開発されているようですが、ヨーロッパの実験は本当かどうか?気になる私は、まず食卓にオリーブオイルを置いておくことから試すことにします。
[TOP SANTE,L'HUILE D'OLIVE, UN SECRET ANTI-ÂGE]
photo by Thinkstock/Getty Images
(下野真緒)