本連載では、ガイズ氏が語る「減量を持続させる小さな習慣」を、30日間にわたってご紹介していきます。 image via Shutterstock

人工甘味料を含むものを頻繁に食べている人は、自分が砂糖依存症になる訓練をしているのです。そして、砂糖中毒は体重を増やします」

((スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』108ページより引用)

カロリーゼロの人工甘味料は、減量のための答えではありません。

人工甘味料の健康への影響はまだ完全には解明されていませんが、一般に考えられているよりも、代謝を乱す傾向が高いようです。人工甘味料がメタボリック症候群のリスクを増すという調査結果もあるとガイズ氏は述べています。

なぜ人工甘味料が代謝を乱すのでしょうか? ガイズ氏曰く、「カロリーゼロ」の人工甘味料は、私たちの体をからかっているようなもの。

砂糖よりも何百倍も甘いのに、食べても代謝と栄養という形の報酬が得られないので、食欲の調整を助けている体内の報酬系が混乱してしまいます。

逆にもっと甘いものが欲しくなり、砂糖や特定のフレーバーへの依存性を高めてしまうのです。

ガイズ氏のアドバイスは、何か甘いものが欲しくなったときには、まず果物を食べること。そして砂糖を使うなら、「カロリーゼロ」でごまかさず、本物の砂糖を選ぶことです。

小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)

10万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。

スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール

2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。

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