「食べる量を控えるためにカロリー計算は必要ありません。満腹感こそ、あなたにとっての自然のカロリー計算法です」
(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』85ページより引用)
ガイズ氏が勧めるのは、添加物がいっぱいの「超加工食品」ではなく、加工されていない「正しい食品(自然食品)」を満足するまで食べること。自然食品は一般にカロリー当たりの満腹感、栄養価、体の治癒効果が高いので、むしろ食べ過ぎることが難しいというのが彼の意見です。
じつは2016年の調査で、「食品は加工すればするほど、血糖反応が高くなり、満腹感が低くなる」ことがわかったのだそう。これはつまり、ジャンクフードは高カロリーなのに満腹感を得られず、もっと食べたくなるということです。
ガイズ氏は、減量するには満腹感を得られることがとくに重要であるといいます。加工食品を避け、量をたくさん食べても低カロリーな「正しい食品」を選べば、体は満足し、減量という長期的な戦いで勝利をつかむ可能性も高まります。
『小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)
10万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。
スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール
2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。