仕事などで初めて会った人と会話する際、仕事以外の話が思いつかず、用件が済んだらハイ終了という感じで寂しい商談しかできない人多いですよね。
もちろん、仕事の話だけすればいいと考える人もいるでしょう。でも、ここは商談をより上手くいかせるためにも、また今後の人脈づくりのためにも、色んな話をして時分というパーソナルを少しずつでも相手に刷り込んでいくことが大事だと僕は思います。
このような悩みを抱えている人は、明らかに「雑談力」が足りないんですね。
味気ない雑談力
僕が嫌いなのが、「最近どうですか?」という質問。こんな人いませんか?この漠然とした質問投げかける人(笑)。
仕事?プライベート?どっちのこと聞いているの?とりあえずこの無責任に相手の会話を引き出そうとされるのは嫌いです。
あとは、「業績いいですね?」と忖度感満載な投げかけも気持ち悪くて嫌。僕から言わせると、これは雑談と言えません。
もっと仕事から離れた部分から相手の共感を刺激することが必要なんです。
事前のリサーチとオールマイティな共感ネタ
この相談を自分に置き換えて考えみると、初見で唐突に出しても使いやすいネタが「出身地」。
「○○さん、どちらの出身ですか?」というフリからその土地の知っている情報を出すことで共感ゾーンへもっていきます。
僕の場合は幸運にも、関西8年、47都道府県、ほぼ仕事で足を運んだこともあって薄く広い情報をもっているので、まずはそこから攻めていますね。
明らかに話し方が関西弁の場合は、「ラッキー」ですよね。すぐに「出身は関西ですか?」と畳みかけるんです。
仮に、行ったことがなくても47都道府県の旬な観光地、グルメネタなど、いろんな情報は仕入れることができますからね。「今度行ってみたい」というテイで大丈夫です。
あとは自分より相手のヒエラルキーが上の場合は、事前にSNSでその人のライフスタイル情報を入手して、「わたし、あなたのこと興味あって良く見ていますよ」感をワザと出します。
100%悪い気なんてしませんから(笑)。すぐに打ち解けられて話が広がっていきます。どちらにしても下準備は必要だということです。
聞き上手が全てでない
当たり前ですが、会話をする以上、「聞き役」と「話し手」の2役が存在します。
恋愛もビジネスにおいても会話を楽しく長続きさせるためには両方の役をバランスよくこなす必要がある。聞き上手がいい!なんて言う人もいますが、それは嘘(苦笑)。
全て聞き役に徹しても、話し手はいずれ飽きてしまいます。ある程度は自分の話したことへの意見は聞きたいはずです。
僕の場合は、基本「聞き役」と「話し手」の比率は5対5。多少、恋愛モードだったり、相手が話好きなタイプだったら、その比率は変わりますけど。
イラスト/古荘風穂